長野県が県営横川ダム直下で建設を進めていた横川蛇石発電所が、固定価格買取制度による売電を開始した。17番目の県営発電所で、横川ダムの放流水を有効利用して発電を行う。
長野県は2020年4月1日、県営横川ダム直下で建設を進めていた横川蛇石発電所が完成し、同日より再生可能エネルギーの固定価格買取制度による売電を開始したと発表した。17番目の県営発電所となる。
横川蛇石発電所は、上伊那郡辰野町の県営横川ダムの放流水を有効利用して発電を行う水力発電所で、最大出力が199kW(キロワット)、年間発電能力は151万2000kWhとなっており、約420世帯分の電力消費量に相当する。2018年12月に建設工事に着工しており、この度稼働を開始した。
売電先は中部電力、丸紅新電力、みんな電力による3社コンソーシアム。企業を中心とした顧客向けに、CO2フリー電力の地産地消を進める。
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