太陽光の第7回入札、最低価格は前回を上回る10.48円/kWhに太陽光

低炭素投資促進機構は2020年12月25日、固定価格買取制度(FIT)による太陽光発電の第7回入札の結果を公表した。非公表で実施した上限価格は、前回の12.00円/kWhから0.50円低い11.50円/kWhだった。

» 2021年01月06日 13時30分 公開
[スマートジャパン]

 低炭素投資促進機構は2020年12月25日、固定価格買取制度(FIT)による太陽光発電の第7回入札の結果を公表した。非公表で実施した上限価格は、前回の12.00円/kWhから0.50円低い11.50円/kWhだった。

 250kW以上の高圧・特別高圧連系案件となる太陽光発電は、FITに基づく買取価格を入札制度で決める仕組みとなっている。今回は83件、約69.4MWの落札があり、最低落札価格は10.48円/kWhだった。一方の最高落札価格は上限価格と同じ11.50円/kWh、加重平均落札価格は11.20円/kWhとなっている。

 第7回入札の募集容量は750MWだったが、全体の入札は92件、合計出力ベースでは78.653MWで、大幅に募集容量を下回る結果となった。

 なお、前回の入札では同じ募集容量750MWに対し、合計254件、合計出力ベースで368.4MWの落札があった。最低落札価格は10.00円/kWh、最高落札価格は12.00円/kWh、加重平均落札価格は11.48円/kWhだった。最低落札価格は第7回入札のほうが高く、近年続いていた入札価格低下の動きは停滞傾向にあるようだ。

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