YKK APらが秋葉原駅前広場でペロブスカイト太陽電池を利用した実証実験ハウスを設置。一般開放もされており、内部の見学も可能だ。
YKK AP、千代田区、Akiba.TVは、2024年7月25日から秋葉原駅前広場で、ペロブスカイト太陽電池を用いた「建材一体型太陽光発電(BIPV)」の実証実験を開始した。
この実証は3者が7月9日に締結した「建材一体型太陽光発電による再生可能エネルギー性能の実証実験に係る連携に関する協定書」に基づくもの。既存ビルのミニチュアとして製作した実証実験ハウス「Akiba ZERO BOX(アキバ・ゼロ・ボックス)」を設置し、それを利用してBIPVの日射量や発電量のデータ収集を行うことを目的としている。
実証実験ハウスの屋根は、ビルの屋上に見立てた構造として上部にシリコン系太陽光パネルを、窓部にはペロブスカイト太陽電池を用いた透過性のあるガラスタイプのBIPVを設置した。ペロブスカイト太陽電池は1200×2400mmサイズを6枚、シリコン系太陽光電池は990×1650mmサイズを6枚導入している。蓄電池も併設しており、発電した電力はハウスの維持・運営に利用する。
実証の実施期間は2024年7月25日〜10月20日を予定している。ハウス内部は無料で一般見学も可能で、千代田区の情報を発信するインフォメーションセンターとして会報している。開放時間は11〜16時で、定休日は月曜日(祝日の場合は月曜日開放、火曜日定休)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.