建設業界向け設備の製造販売などを手掛けるタカミヤは、垂直設置型太陽光架台「H-V system」の販売を開始した。
建設業界向け設備の製造販売などを手掛けるタカミヤは2025年4月17日、垂直設置型太陽光架台「H-V system」を開発し、販売を開始すると発表した。
新開発の架台は太陽光パネルを地面に大して垂直に設置できる。垂直設置により設備全体の専有面積が少なくすむのが特徴で、農地や多雪地域、工場フェンス沿い、駐車場の間仕切りなど、これまで太陽光パネルの設置が難しかった場所にも導入しやすいメリットがあるという。
太陽光パネルは両面発電タイプを搭載する。パネルサイズは2278×1134×35mmを想定している。基準風速は38m/sまで対応し、垂直積雪量などによる設置制限もないという。架台高さは4343mm(パネル下端2000mm)、杭ピッチは2500mmとなっている。
同社のこれまでの事業で培った施工ノウハウをもとに、静音かつ迅速な施工が可能な油圧振動杭打ち機の技術を垂直型にも応用した。これにより短期間で設置が可能としており、施工コストの削減にも寄与するとしている。
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