高圧系統用蓄電池を最適運用 東京ガスが運用サービスを拡張

東京ガスは2025年12月23日、高圧系統用蓄電池を対象とした最適運用サービスの提供を開始すると発表した。

» 2025年12月26日 06時00分 公開
[スマートジャパン]

 東京ガスは2025年12月23日、高圧系統用蓄電池を対象とした最適運用サービスの提供を開始すると発表した。初の案件として、不動産関連事業やエネルギー事業を展開するライフワン(東京都新宿区)と、同社が所有する5カ所の系統用蓄電池について運用受託契約を締結した。

 再生可能エネルギーの普及や電力市場の活性化などを背景に系統用蓄電池の導入が急速に進む中、蓄電池運用の最適化による収益性の向上や、運用のアウトソースのニーズが高まっている。一方で、高圧領域は特別高圧領域と比較してスケールメリットが限られるケースも多く運用代行サービスが、ニーズに対して十分に行き届いていない状況だという。

 最適運用サービスはこうしたニーズに向けたもので、東京ガスが蓄電池を所有する事業者からの委託を受け、蓄電池設備を運用および需給調整市場や容量市場などを対象とした市場取引を実施する。東京ガスが持つ電力トレーディングにおける価格予測や設備運用のノウハウを生かし、市場取引を通じて事業収益の最大化を図る。既に特別高圧系統用蓄電池を対象として同様のサービスを展開しているが、今回その提供対象を高圧に拡張した形だ。

最適運用サービスのイメージ 出典:東京ガス

 初の案件として契約したライフワンが保有する系統用蓄電池は、それぞれ出力約2MW、容量8MWhとなっており、合計40MWhの蓄電池の運用を代行する。

 東京ガスでは今回のサービスについて、2028年度までに高圧系統用蓄電池の運用設備規模200MWを目指す方針。特高領域では既に2030年度までに運用設備規模800MWの目標を掲げて系統用蓄電池事業を推進しており、新サービスの展開と併せて系統用蓄電池向け事業の拡大を進めるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
あなたにおすすめの記事PR