京セラのクレイ型リチウムイオン蓄電池の大きなメリットの一つが、安全性の高さだ。正極と負極を完全分離したユニットセル構造とすることで、電池が変形した場合でも液漏れや燃焼のリスクを大きく低減している。
京セラでは新モデルについてもこれまでと同様、JIS規格試験の他、局所的な圧壊、水没、燃焼などの社内試験を実施して災害時の安全性を検証。第三者分析機関による消防法危険物確認評価試験においては、非危険物と判定されたとしている。
新モデルからは住宅用途に加え、公共施設や産業施設への導入を想定した仕様も展開する。OVGR(地絡過電圧継電器)やRPR(逆電力継電器)などの系統連系保護に関連する信号にも対応することで、高圧での利用にも対応する。定格容量は住宅用と同じで、小規模から中規模の公共・産業施設での利用に向けた提案を進める方針だ。
この他、LTE通信の活用によるデマンドレスポンス(DR)やバーチャルパワープラント(VPP)への対応も図った。これにより2026年秋頃からの需給調整市場への参加が認められている、低圧リソースの活用ニーズにも対応する。
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「蓄電池事業者協議会」が発足 短期的利益だけではない中長期視点での市場育成を支援Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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