「iPadにはiPhoneほどの衝撃はない」とビル・ゲイツ氏
親愛なるスティーブ・ジョブズ氏へ。ビル・ゲイツ氏は貴公の最新のすてきなオモチャ「iPad」に感動していないようだ。
Bnetのブレント・シュレンダー氏によるとそういうことらしい。同氏は2月10日の記事で、元Microsoft CEOのゲイツ氏のAppleの最新デバイスについてのコメントを伝えた。
「わたしはタッチ操作と電子書籍の可能性を大いに信じているが、今でも音声、ペン、ハードウェアキーボードを統合したもの――つまりはNetbook――がその主流になると考えている」とゲイツ氏はシュレンダー氏に語ったという。「だからiPadに対しては、iPhoneが登場したときのように、『なんてことだ。Microsoftの目標は十分に高くはなかった』とは感じていない。iPadはいい電子書籍リーダーだが、『あれを作ったのがMicrosoftだったらよかったのに』と思うようなところはない」
もっとも、わたしがこの前調べたときには、Microsoftも既に、iPadと似たフォームファクターで、ペンもハードウェアキーボードもないタブレットPCにハードメーカーとともに取り組んでいたようだ。具体的に思い浮かぶのが、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOが1月6日にラスベガスのConsumer Electronics Showで披露したHewlett-Packard(HP)のタブレットだ(Microsoftはこのデバイスのスペックを秘密にしているが、写真はeWEEKの記事で見ることができる)。
MicrosoftのソフトはPegatronやArchosのタブレットPCでも動作する。ほかのメーカーも独自デザインを発表する用意をしており、今後数カ月でタブレット市場が急拡大すれば製造に入ると確信している。
問題は、タブレットは爆発的に成長するのか、ということだ。1月27日にiPadがサンフランシスコでデビューする前、Appleの最新デバイスに関する話題は盛り上がり、タブレットが究極の「次の重要技術」になると思えるほどだった。実際に発表された後、iPadはがんも治せないし地球温暖化も解決できないことが明らかになり、いささかがっかりした空気があった。皆、「え、それだけ?」と思っているようだ。
iPadは多くの新しもの好きが購入するだろう(Appleストアの前には発売前日から長い行列ができるだろう)が、長期的に売り上げが減っていけば、「a)タブレットPCは結局、専門家向けのニッチな製品だ、というこれまでの意見が正しかったと再確認」され、「b)デバイスにおける機械による入力(つまりハードウェアキーボード)の重要性は、スマートフォンにおけるそれよりも大きい」ことになる。
そうなった場合、ゲイツ氏のコメントは正しかったということになる。だがそれは、HPのタブレットなど、AppleがタブレットPCを大衆化するだろうという前提に便乗して投入された製品が大コケする可能性も高いということだ。
皆さんはどう思うだろうか?
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「低評価でキャラが悲しげな目」 モスバーガーのアンケートがSNSで話題 運営会社に狙いを聞いた
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
「裏垢暴露」のつもりが警察沙汰 暴露系YouTuberが著名VTuberの“なりすまし”に騙されていた
-
4
松屋のアプリに不正アクセス、約238万件の個人情報が漏えい 停止中の補償も予定
-
5
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
6
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
7
Binanceの約1兆円流出、北朝鮮ハッカー集団「TraderTraitor」の犯行か
-
8
楽天カード、本人認証をワンタイムパスワードに統一 27年2月から順次
-
9
無印良品、不正アクセスで最大2726万件の会員情報漏えいか 退会済みのユーザーも対象
-
10
セガのスマホゲーム「チェンクロ」、セキュリティ問題で1~2カ月の長期メンテ 13年続く長寿タイトル
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR