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» 2010年07月30日 19時43分 UPDATE

あなたの不安、見積もります:Evernoteを外出先で快適に使うコツ

便利なEvernoteですが、iPhoneでガンガン使おうと思っても、回線速度の問題やアプリの不安定さからなかなか思う通りに使えないケースもあります。快適に使うには、ちょっとしたコツがあります。今回はそれをご紹介しましょう。

[佐々木正悟,Business Media 誠]

 「第2の脳」と言われるEvernoteですから、外出先でガンガン使いたい、と思うことも多いでしょう。ですが、例えばiPhoneでガンガン使おうと思っても、いざとなると回線速度の問題があったり、いきなり落ちてくれたりして、なかなか思う通りに使えないケースもあります。特に画像データがたくさん入っていたりすると、動作が重くなります。

 外出先でEvernoteを快適に使うには、ちょっとしたコツがあるのです。今回はそれをご紹介します。

 「パレートの法則」をご存じでしょうか。「売上の80%は、全商品の20%が作る」「売上の80%は、全顧客の20%による」というヤツです。俗に「80対20の法則」「2:8の法則」「80-20ルール」とも呼ばれます。手持ちの情報の使用頻度も、パレートの法則が当てはまるのではないかというのが筆者の考えです。

 例えば大学に入学すると、シラバスなどをはじめ膨大な量の紙資料を手渡されますが、その中でも大事な資料はほんの一握り。その「大事な資料」は繰り返し読み返すためボロボロになる一方、残った資料はきれいな状態のままちり紙交換へと回されます。

 実は、これと同じことがデジタル情報においても起きているはず。ですが、デジタル情報はボロボロにならないため、かえって使い込んだ頻度による検索が難しいのです。

 Evernoteで「使い込みが分からない問題」をある程度まで解決するのが「お気に入り」でしょう。Evernoteを外出先で参照したら、必ず「お気に入り」に登録することです。そうすれば、いつもお気に入りの中を探すことで、外出先でEvernoteを有効利用できるようになります。しかもお気に入りに登録したノートはローカルに自動保存するので、ネットに接続できない環境でもノートの読めるようになります。


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 1度使った資料は2度使う可能性が高く、2度使った資料は3度使う可能性が高いのが普通です。なにやら大学入試の頻出問題集のような話ですが、このパターンを押さえておけば、「外出先では重い」ツールも十分利用できるようになっていきます。

 将来はおそらく、回線速度やマシンパワーなどが劇的に向上し、こうした問題自体が消滅するかもしれませんが、現段階ではこのような方法で回避するのも1つのやり方でしょう。

筆者:佐々木正悟

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 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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