気になるメモはPostEverで集めてATOK Padに置くあなたの不安、見積もります

Evernoteに継続的にメモしたい気になるテーマってありますよね。軽くササっとメモしたいけど公式アプリだとちょっと重い。そんな時に便利なアプリがあるんです。

» 2012年03月15日 16時00分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 Evernoteに継続的にメモしたい気になるテーマというものがあります。例えば私の場合「タスクをクラウドで管理する意味とは?」などのテーマです。「このお題で本を書いて下さい」と言われた翌日あたりから、ことあるごとにテーマの材料やネタや言い回しなどを頭が勝手に探索開始。野球を見ていてもブログを読んでいても、何かというと「クラウドにタスクを置くと……」となるほどです。

 そういう執筆のヒントは片端からメモに書き留めるのですが、そのメモをどれにするか――。ここがポイントです。私はもちろん「Evernote」にメモしますが、やはり公式アプリは高機能すぎて重いです。これまでだと「FastEver」辺りが順当でしたが、ブログ「ZONOSTYLE」の倉園佳三さんに「PostEver」のちょっとした使い方を聞いたのでそれを紹介しましょう。

PostEverのタイトルにコツ

 ……と言っても特別な話ではなく、

  • タイトルを合わせておく

 というだけのこと。PostEverはそもそも「今日の日付」をタイトルにしてライフログを集めるというのが代表的な使い方。私は「Path」を使っていますが、はっきりいってPostEverの方がライフログにも便利ではないかと思うに至りました。

 「今日の日付」に限らず同一のタイトルでメモした全てのメモが、Evernoteでは1つのノートに集約できるわけですから、タイトルさえ変えなければ日付をまたいでも同じノートにメモが集まることになります。写真であってもテキストであってもです。これは便利です。

 条件はPostEverエンジンをオンにしておくこと。私は娘の毎日を記録するために早速「めみい語録」という親バカなノートを1つ作ってみることにしました。日付をまたいでも同じノートに関連テーマのメモが集中するというのはとてもいいですね。とにかく何かについて考え続ける必要があれば、PostEverのタイトルを探して、考えついたら即座にメモをして送信すればいいのです。100以上のメモがあっという間にたまりました。


娘の毎日を記録するために早速「めみい語録」という親バカなノートを1つ作ってみることに。PostEverエンジンはオンにしておくこと

さらにATOK Padを使うと

 私はこれを「ATOK Pad for iOS」のノートブックに入れています。というのもATOK PadはEverenoteと同期がとれて、PostEverで集めたメモをATOK Padで編集ができるからです。

 PostEverはEvernoteのサーバに直接データを送信しているし、それとATOK Padがすばやく同期してくれます。Evernoteの同期がまだでもATOK PadからPostEverで作ったメモを見返したり、編集したりもできるというわけです。


『記録するだけでうまくいく』のご紹介

記録するだけでうまくいく

 「領収書をすぐ失くしてしまう」「ランニングはいつも三日坊主」「仕事の段取りが苦手」「読んだ本の内容が思い出せない」「ダイエットが続けられない」――。そんな日々のモヤモヤも、ライフログをつければ全て解決できます。そんなライフログの付け方を学べるのが本書『記録するだけでうまくいく』です。

 ライフログとは、自分の毎日の仕事や生活、行動を記録すること。スマートフォンの普及とともに、近年急速に広まっています。「なんでも記録するのって大変そうだけど、何の役に立つの?」。そう思う人もいるかもしれません。

 確かに、紙のノートに1円単位で収支を記録したり、ありとあらゆる写真を撮ったり、アルバムに整理したりするとなれば、膨大な時間とお金が必要です。しかし、スマートフォンがある今、写真はその場で撮ればOK。整理といっても「タグ付け」や「クラウドにアップロード」するだけなのです。

 ライフログとは記憶のバックアップ。「体験を再生できる」「記憶力が良くなる」「仕事に役立つ」「習慣を作り、自分の成長につながる」「体験を共有できる」「整理できる」――。今まで仕事や生活に役立つとされてきた断片的な記録をトータルにバックアップしてくれるもの、それがライフログなのです。スマートフォンをお持ちなら、今日からでもライフログを始められますよ。

筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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