サバー氏は、デモの最初に「IBM Rational Portfolio Manager」(以下、IBMRPM)を登場させた。この製品は2004年10月に買収、12月に具体化させたもの(関連記事)。
企業における7名それぞれの立場から(上写真)、ビジネスの意志決定に始まり、プロジェクトマネージャが行うためのスケジュールやリソース管理、そして実際の開発に関わるアーキテクトによる制御、さらに開発の現場へとつながるITライフサイクルの相関図だ。
上写真は、デモで示されたIBMRPM(IBM Rational Portfolio Manager:通称、Portfolio Manager)の画面例。右上の円は単なるデザインではなく、色がステータス、大きさが効果、そしてグラフの縦軸がROI効果を表現している。ビジネスの観点で投資対効果を判断すべく、開発と運用面へも直接のコミッター一員となることが狙いだ。
ソフトウェア開発の規模によっては、オフショア開発やツールの機能性拡大によって使いこなせないという状況も見られる。これに対しIBMは、サービス発表を行った。従来からのRational ClearQuestはチーム開発に対し変更依頼管理ができるツールだが、発表されたClearQuest MultiSiteは、導入を補完するためのサービス提供となるもの。
WebSphere Business Integration Modelerでは、リー・ナックマン氏が改善するためのシミュレーションを行って見せた。ビジネスプロセスの追加を行う手順であり、RUP Plug-in for WebSphere Business Integration ModelerやRUP Plug-in for SOAなどを併せて触れた。それぞれのプラグインによってSOAを実現する。
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