Ciscoの2〜4月期決算は減収減益ではあったが、コスト削減に努める企業の需要を反映し、ビデオ会議システムなどの製品の売り上げが伸びた。
米Cisco Systemsは5月6日、第3四半期(2〜4月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比16.6%減の82億ドル、純利益は同20%減の13億ドル(1株当たり23セント)だった。
製品別では、ルータが32%、スイッチが20%、先進技術が12%とそれぞれ売り上げが前年比で減少している中、サービスは9%増となった。これは、ビデオ会議ツールのWebExが18%、TelePresenceが138%伸びたことによる。
ジョン・チェンバーズ会長兼CEOは、「厳しい世界経済の中、堅実な結果を出すことができた。当面はリソースの最適化や戦略的投資に取り組み、景気回復を待つ」と語った。
第4四半期の売上高の見通しについては、チェンバース氏が電話会見で、前年同期比17〜20%の減少になると語った。
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