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» 2009年06月08日 15時26分 UPDATE

UQコムが7月1日にWiMAXを商用化、MVNOや対応PCも多数に

WiMAXサービスのUQコミュニケーションズは、7月1日から商用サービスに移行すると発表。多数のMVNOやPCベンダーが参加を表明した。

[國谷武史,ITmedia]

 UQコミュニケーションズは6月8日、試験提供中のWiMAXデータ通信サービスを7月1日から商用化すると発表した。多数のMVNO(仮想移動体通信事業者)やPCベンダーも参画を表明した。

 WiMAXサービスは、国内では2.5GHz帯の電波を利用する無線データ通信サービス。下り最大40Mbps、上り同10Mbpsのデータ通信が行え、同社では2月26日から試験サービスとして提供している。

uqwmx01.jpguqwmx02.jpguqwmx03.jpg 7月1日予定のサービスエリア。左から首都圏、中京圏、関西圏

 商用サービスでは、まず東名阪地区をサービスエリアとして、月額4480円の定額料金で提供する(別途、登録手数料2835円が必要)。これには、東海道新幹線の駅待合室やN700系車内、都営地下鉄(一部)、主要空港などで無線LANが使えるメニューが付属している。

 このほか、24時間限定の「UQ 1Day」(利用料600円)や、同一アカウントで最大3台までの機器が使える「機器追加オプション」(1台当たり月額200円)も併せて提供。15日間限定でレンタル端末とサービスを無償利用できる「Try WiMAX」も用意する。

 MVNOに参入する各社は、UQコミュニケーションズの通信インフラを借り受け、独自のブランド、サービスメニューで提供する。参入するのは、ニフティ、NECビッグローブ、ヤマダ電機、ビックカメラ、ダイワボウ情報システム、KDDI。KDDIは法人限定で提供する。各社の詳細メニューは今後発表される見通しだが、データ通信料金はUQコミュニケーションズと同価格帯になる。

uqwmx05.jpguqwmx06.jpg 対応PCやモバイルデバイスのイメージ。シャープは都内ホテル内でWiMAXの電波を直接受信するデジタルサイネージのデモも行った(左)

 対応端末は、データ通信カードなどがUQコミュニケーションのブランドで既に発売済み。商用化以降は、PCメーカーを中心に内蔵型PCやデータ通信端末、無線LAN/WiMAX変換機、カーナビゲーション、デジタルサイネージシステムが提供される予定となる。PCにはASUS、NEC、オンキョー、シャープ、ソニー、デル、東芝、エイサー、日本HP、パナソニック、日立、富士通、レノボの各社が参入を表明している。

 UQコミュニケーションズの田中孝司社長は、記者会見で「WiMAXは、携帯電話網によるデータ通信サービスに比べて、オープンなデバイス、サービスインフラが特徴だ」と説明した。例えば携帯電話網によるデータ通信を利用するには、ユーザーがまず通信事業者を決め、その事業者が提供する端末とプランを選ぶ。WiMAXでは、UQコミュニケーションズが同様の仕組みを提供するが、ユーザーが先に端末を選択してから事業者とサービスを選ぶという手段が可能になる。

uqwmx04.jpg 商用サービス内容を発表した田中氏(左)と米Intelのマローニ氏

 来賓として米Intel主席副社長のショーン・マローニ氏が登壇した。同氏は、「WiMAXは有線LAN、WiFiに続くPCインターネットの第三の波」と話し、2009年末までに100機種以上のWiMAX対応PCやネットブックがリリースされる計画だと説明した。

 WiMAX推進団体「WiMAX Forum」よれば、世界では3月末時点で約4億3000万人がWiMAXを利用できる環境にあり、2010年までに8億人に広がる見込みだという。

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