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Imagine Cup 2009 Report:Microsoftが400人超の学生をエジプトに無料招待する理由

最終日に入った技術コンテスト「Imagine Cup 2009」が終わりを迎えようとしている。今年は400人以上の学生が本戦に参加するなど、その勢いはとどまることを知らない。この現状をMicrosoftはどう見ているのか。


 現地時間の7月7日、米Microsoftがエジプトで開催している学生を対象にした技術コンテスト「Imagine Cup 2009」が最終日を迎えている。数時間後には各部門の優勝チームの発表が予定されているなど、学生を魅了した5日間にわたるイベントが幕を閉じようとしている。

 約2000人の学生が参加して始まった2003年のImagine Cup。2009年はのべ20万人以上が参加し、イベントが開催されているエジプトに400人以上が参加するなど、その勢いはとどまるところを知らない。これを主催側はどう見ているのか。米Microsoftの開発部門でシニアバイスプレジデントを務めるソマセガー氏に、MicrosoftがImagine Cupに注力する理由を聞いた。

ITmedia 400人以上の学生や関係者を無償でエジプトに招待するのは、Microsoftにとっても金銭的な負担が大きい。それを補って余りあるものをImagine Cupから得られるのか。

ソマセガー氏 「Imagine Cupへの学生の参加が年々増えていることに感動している」とソマセガー氏

ソマセガー もちろん宣伝的な要素もあるが、直接的な投資とは考えていない。Microsoftが技術を世に送り出すのは、世界中の人にそれを使ってもらうためであり、IT業界におけるMicrosoftのロールモデル――テクノロジーにもっと触れてもらうこと――を作り上げるためだ。

 Imagine Cup 2009では、(最新の技術である)Windows Azureをソリューションに採用したグループが40にも上った。学生の時にこれらの技術を体験し、実際に使うことで、会社に入って仕事をするための技術の理解も進むと考えている。

 数年前にImagine Cupに出場したギリシャは、目が見えない人を支援するソリューションを提唱した。Imagine Cupで賞を得た彼らは、国からの手厚いサポートを受け、新たなデバイスを開発し、それは新聞にも取り上げられた。

 いくら投資しても、それが直接利益として返ってくるわけではないが、学生から何かしらの成果が生まれる。それが具現化していく過程をImagine Cupでは見せたい。Microsoftはソフトウェアの力を信じている。技術関連のロールモデルを作るとともに、学生に必要不可欠なスキルを身につけてもらうのがMicrosoftの役割だ。そう考えれば、400人以上の学生を無料でエジプトに招待する金銭的な負担は問題にならないと考えている。

ITmedia ソフトウェアデザイン部門などでは、Microsoftの技術を使うことが前提になっている。技術に制限を加えることは、学生の自由なアイデアの創出を阻むのではないか。

ソマセガー この問いは毎年Microsoftが問題として考えている。Microsoftは学生に(ソフトウェアの開発やデザインツール関連の製品を無償で提供するプログラムの)「DreamSpark」を提供している。Imagine Cupの出場に当たり、値段の張る他社製品を購入してほしいとは言わない。学生はこれらのツールを無償で使うことで、自分たちのアイデアを形にし、ほかの国の学生と競い合えるようになると考えている。

 さまざまな国から学生が集まるImagine Cupだが、そこには共通点がある。それは全員が技術を使って社会問題を解決したいと考えていることだ。今年はテーマを8つ用意したところ、思ってもみないようなアイデアがたくさんでてきた。思わず感動してしまった。

世界中の学生がテクノロジーを駆使して社会問題に立ち向かう「Imagine Cup」。バックナンバーはこちらをクリック


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