Microsoft、「Linux Integration Services 2.1」をリリース

Microsoftが、Windows ServerのHyper-V上でLinuxディストリビューションをゲストOSとしてサポートする「Linux Integration Services」の最新版をリリースした。

» 2010年08月02日 11時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは7月29日(現地時間)、「Hyper-V」上でゲストOSとしてLinuxをサポートする統合技術「Linux Integration Services v2.1 for Windows Server 2008 Hyper-V R2」をリリースしたと発表した。同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。

 同社は2009年7月にLinux用ドライバのソースコードをLinuxコミュニティーに提供しており、今回のリリースにはコミュニティーや顧客企業からのフィードバックを反映しているという。最もリクエストの多かったSMP(対称型マルチプロセッシング)への対応を実現し、Hyper-V上のLinuxゲストOSが最大4つまでの仮想CPUを利用できるようにした。そのほか、ゲストとホストOSの時刻同期機能、Hyper-Vの管理ツールからゲストをシャットダウンする機能、ゲストが稼働中かどうかをホストが検知する機能「Heartbeat」や、ゲスト用の正確な時間情報源としての「Pluggable Time Source」を追加した。

 Linux Integration ServicesでゲストOSとして利用できるのは、「Novell SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3」「SUSE Linux Enterprise Server 11」「Red Hat Enterprise Linux 5.2/5.3/5.4/5.5」。

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