Nielsenの検索市場調査では初めて、MicrosoftがYahoo!を抜いた。首位のGoogleのシェアはほぼ横ばいだった。
米調査会社のNielsenは9月14日(現地時間)、米国における8月の検索市場調査結果を発表した。同社によると、米Microsoftが初めて米Yahoo!を抜き、米Googleに次ぐ2位になったという。
首位のGoogleは前期比でも前年同期比でも1ポイント増の65.1%と圧倒的なシェアのままであり、MicrosoftはGoogleからシェアを奪えたわけではない。Microsoftは前期比で2ポイント、前年同期比で30ポイント増の13.9%で、13.1%のYahoo!をわずかに上回った。Yahoo!のシェアは前期比で8ポイント、前年同期比で18ポイント減っている。
順位 | ブランド | シェア(%) | 前期比(ポイント) | 前年同期比(ポイント) |
---|---|---|---|---|
1 | 65.1 | 1 | 1 | |
2 | MSN/Windows Live/Bing | 13.9 | 2 | 30 |
3 | Yahoo! | 13.1 | -8 | -18 |
4 | Ask.com | 2.1 | 0 | 24 |
5 | AOL | 2.0 | 0 | -37 |
(資料:Nielsen) |
Yahoo!は、2009年にMicrosoftと契約した検索提携に基づく検索エンジンのBingへの移行を、8月24日に米国とカナダで完了している。
なおNielsenは、この調査はユーザーが手で入力したクエリのみを対象にしており、カーソルを置くだけでポップアップするような検索エンジンが生成するクエリはカウントしていないとしている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.