GMOインターネット、クラウドサービスのネットワーク基盤にブロケード「ADX」を導入

ソーシャルゲーム向けサーバホスティングサービス「GMOアプリクラウド」のネットワーク基盤に、ブロケードのロードバランサ製品約120台が導入された。

» 2012年02月08日 11時00分 公開
[本宮学,ITmedia]

 GMOインターネットは、ソーシャルゲーム向けサーバホスティングサービス「GMOアプリクラウド」のネットワーク基盤にブロケード コミュニケーションズ システムズのロードバランサ製品「Brocade ServerIron ADXシリーズ」約120台を導入した。ブロケードが2月8日に発表した。

 GMOアプリクラウドは、GREEやMobage、mixiなどの国内SNS向けソーシャルゲームのインフラ環境として最適化したというサーバホスティングサービス。GMOインターネットは2010年8月から同サービスを提供しており、現在までに300社以上のアプリベンダーが同サービスを利用してソーシャルゲームを公開しているという。

 ソーシャルゲームは事前にどのゲームがヒットするかを予測しにくく、突発的に特定のアプリにアクセスが集中する可能性がある。そのためGMOインターネットは同サービスを提供するに当たり、不確定なアクセス状況下でも適切に不可分散を行えるロードバランサ製品を必要としていたという。そこで複数のベンダーの製品を比較検討する中で、最大10Gbpsを実現するというスループット性能、マイクロ秒単位の低遅延、導入コスト、実績などを考慮してBrocade ServerIron ADXシリーズの採用に至ったとしている。

 同社はまず、2010年3月に立ち上げたソーシャルゲーム開発支援プロジェクト「アプリやろうぜ! byGMO」向けにBrocade ServerIron ADX 4000シリーズを導入。その後、GMOアプリクラウド向けにBrocade ServerIron ADX 1000シリーズの本格導入を開始した。さらに今後はADXシリーズのバージョンアップに合わせ、XML APIを使ったネットワーク管理の自動化などを検討していくとしている。

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