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» 2014年10月31日 08時00分 UPDATE

アート引越センターが1日の業務を1時間短縮、タブレット駆使のポイントは?

テレビCMでもおなじみのアートコーポレーションが360台のWindowsタブレットを導入して、1日あたりの業務時間を1時間短縮させたという。

[ITmedia]
arttab01.jpg アート引越センターのWebサイト

 「アート引越センター」を運営するアートコーポレーションが、営業担当者用に360台のWindowsタブレットを導入した。同社では「1日に1人あたりの労働時間を1時間短縮できた」(エントランス部の田代憲部長)とコメントしている。

 引越業界は事業者間の競争が厳しく、同社では以前からインターネットを活用した法人顧客向けの包括サービスの提供などに取り組んできたという。今回のタブレット導入の目的は、個人顧客の見積を行う営業業務の改善がだった。導入したタブレット端末は、Windows 8.1 Proを搭載する頑丈な日本ヒューレット・パッカード製の「HP ElitePad 900」で、モバイル回線に対応して屋外などでも高速通信ができる。

 これまで見積書は紙に記入して作成しており、字がきれいであるかなどが業務効率に影響することや、書類の内容を基幹システムへのデータとして入力する時間も業務環境に影響していた。

hp0001.jpg モバイル通信対応のHP ElitePad 900(日本HPの発表会にて)

 新たな環境では、顧客にパンフレットや口頭で説明していた引越の内容を動画に切り替えて分かりやすいようにした。

 さらに、見積業務アプリの「0123アプリ」を独自に開発し、サイドローディングで全端末に配備した。なお、アプリ開発は、タブレット化で操作に慣れるまでの時間を無駄にしないよう、タッチ操作だけで入力できるようにした。最初のアプリから2カ月で徹底的にユーザーインタフェースなどを改良させたという。その結果、トップ画面から既存の見積書のデザインをエリア分けしたエリアマップを表示し、タップ操作でどの画面からでも別の画面に遷移できる構成になった。電波状況が悪い場所での利用も想定して、オフライン時の利用を可能にしている。

 また、基幹システムとの連携は数分間隔で行うという。ほかのシステムでは30分から1時間程度だが、タブレット端末では見積金額などの結果を現場ですぐに顧客へ見せる必要があるためだ。ただ、連携間隔を短くすることは大変であるものの、かえって1回あたりの処理が少ないといったメリットもあるという。

 同社では2014年5月に約20人への導入でパイロット運用を開始し、9月に全社展開を終えた。

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