三井生命、特別仕様のWindowsタブレットを1万台導入導入事例

LTE通信やセキュリティ機能を内蔵しながら、重さ1キロ未満の富士通製タブレットを採用した。

» 2014年09月09日 18時24分 公開
[ITmedia]
ミレットによるサービスイメージ

 三井生命保険は9月9日、富士通が開発した特別仕様のWindowsタブレット「ミレット」を約1万台導入し、10月から順次利用を始めると発表した。

 ミレットは4対3の広視野角12.1インチのディスプレイを採用し、1日の所外活動に十分な駆動時間のバッテリーを搭載しつつ、薄さ15ミリ・重さ約914グラムのスリムサイズを実現している。タッチパネルは静電容量と電磁誘導の両方式に対応し、指での滑らかな操作から専用ペンによる電子署名などの直感的な手書き入力も可能。NTTドコモの「Xi」サービスを利用して外出先でも動画などを活用した情報提供を行える。

 セキュリティ面ではシステムセンターでの顧客情報の一元管理、端末内にデータを保持しない仕組み、FeliCaカードによるログオン認証、内蔵SSDの暗号化などにより、万一端末が紛失・盗難に遭っても遠隔操作でデータを消去させ、顧客情報を強固に保護する。

 端末を生かすことで、営業担当者は顧客と一緒に画面を見ながら契約内容を確認したり、保険設計の作成・修正したりできるようになり、対面でのサービス向上が期待される。セキュリティを確保しながら契約に関する事務のペーパーレス化と効率化にも貢献をするという。10月から国内の営業拠点で利用を始め、2015年1月からは契約手続きでのペーパーレス化を順次実施していく。

電子署名のイメージ

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