レビュー
» 2009年09月15日 08時00分 UPDATE

レビュー:新iPod nanoを試す(音楽再生、+α編) (1/2)

新iPod nanoの音楽再生機能そのものにさほどの変更は行われていないが、FMラジオや歩数計などの機能が追加された。後編ではそれらに注目する。

[ITmedia]

 新型iPod nanoについて、前回は外観とビデオカメラ機能について言及した。今回は音楽再生機能と、新たに追加された機能について触れていく。

photophoto 新型iPod nanoのメニュー画面(写真=左)、利用に欠かせない「iTunes 9」(写真=右)

 音楽再生について目をひくのが、iTunes 9で実装された「Genius Mix」の転送だろう。Genius Mixはローカルライブラリに納められている音楽をGeniusの技術で解析、「つながりの良い曲」をひとまとめのグループとして流すもの。プレイリストの自動作成機能に類似しているが、Geniusによって生成される曲順は随時変更される可能性があるためか、iTunes上でGenius Mixを参照しても詳細な曲目は確認できない。

 Genius Mixの名称は「Rock Mix」「パンク(一般)Mix」など自動的に付けられる。筆者のライブラリでは「Rock Mix」を選択すると、戸川純「All tommorrow's parties」―SPECIAL OTHERS「Randam」(Daikanyama UNIT 060715-EP)―ともさかりえ「稲妻娘」――COLTEMONIKHA「fantastic fantasy」と流れた。また「パンク(一般)Mix」ではThe Offspring「Defy You」―Ash「Nicole」―Third Eye blind「Graduate」というミックスになった。

 SPECIAL OTHERSがロックかと言われれば少々疑問だが、戸川純は個人的にはロックであるし、なんとなく類似性があるかなという意味ではなかなかに的確なつなぎだった。ただ、類似性がある曲が連続するだけに「選曲の妙」といったものが乏しく思えたのも事実。ライブラリの楽曲が筆者以上にバラエティに富んでいた場合、どのような“つなぎ”となるのかは興味深いところだ。

 Genius Mixの転送は接続時に「ミュージック」タブから選択する。転送時にGenius Mixはプレイリストと同様の扱いとなっているので、転送したい項目にチェックを入れるだけ。ライブラリ全体を転送する設定にしてあれば自動的にiPod nanoへGenius Mixも転送される。なお、音楽転送時にはこれまでの「ライブラリ全体」「任意のプレイリスト」のほか、「任意のアーティスト」「任意のジャンル」が選択できるようになっている。「任意のアルバム」がないのは不親切に感じてしまうが、そこまで細かく区別するならプレイリストを使ってほしいということなのだろう。

photophoto 楽曲転送についてより細かな設定が可能になった新iPod&iTunes 9
photophoto 「Genius Mix」の再生画面

 iPod nano本体のメニューに目を転じると、「ミュージック」の部分では前述したGenius Mixの項目が追加されているぐらいで、ほとんど既存モデルと違いはない。細部に目をやれば「プレイリスト」に「Genius」の項目が追加されていることが分かるが、Geniusプレイリストの作成は既存モデルでも再生中にセンターボタン長押しで行えたので、機能面での変化とはいえないだろう。

 スピーカーの内蔵により、イヤフォンなしでも音を確認できるようになっている。スピーカーはDockコネクタ部のあたりに外から見えないよう内蔵されているようで、音量もさほどではなく、音質を問えるレベルでもない。ただ、前編で紹介した動画の確認や友人に少し聞かせる、後述するボイスレコーディング機能の確認時などには重宝しそうだ。

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