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DACをデュアル搭載、進化したハイレゾプレーヤー「Astell&Kern AK120」が登場192kHz/24bit対応

» 2013年05月09日 19時03分 公開
[ITmedia]

 アユートは5月9日、ハイレゾ音源対応のポータブルオーディオプレーヤー新製品「Astell&Kern AK120」を発表した。昨年10月から販売している「AK100」の上位モデル。直販価格は12万9800円で、6月上旬に発売する。なお、予約受付開始日や発売日については近日中に情報を公開する予定だ。

「Astell&Kern AK120」

 商品コンセプトが「持ち運べるモニタリング環境」という、プロフェッショナルおよびハイエンドユーザー向けのポータブルオーディオプレーヤー。DACにはWolfsonの「WM8740」をLとRにそれぞれ1基ずつ搭載し、192kHz/24bitまでのPCM音源のネイティブ再生が可能。また、その性能を最大限に引き出すためのアナログ回路設計を行っているという。「左右完全に独立した音を高い解像度でひずみなく再現する」(同社)。

 AK100の特長でもあった細かいステップのボリュームダイヤルを継承。今回は152ステップで、さらに意図しない操作を防ぐために「ボリュームガード」を実装した。画面オフ時にはボリュームをロックする設定も可能になっている。

 内蔵メモリは64Gバイト。またexFAT対応のmicroSDカードスロットを2基搭載しており、最大192Gバイトまでのストレージを利用できる(microSDカードは別売)。対応フォーマットは、WAV、FLAC、ALAC、AIFFといったロスレス&ハイレゾ音源に加え、AAC、OGG、WMA、MP3もサポート。AK100ユーザーからの要望が高かったというギャップレス再生(オン/オフ可)にも対応した。


 ディスプレイは2.4型(QVGA)のIPS液晶で、静電容量式のタッチパネルを装備。ルバムアートの画面フィット調整やスリープタイマー機能も用意した。またBluetooth 3.0(A2DP、HFP、HID)を内蔵しており、対応するヘッドフォンなどと組み合わせてワイヤレス再生も可能。ほかに光デジタル入出力端子やヘッドフォン出力兼用の光デジタル出力端子、USB 2.0といったインタフェースを備えている。

 内蔵バッテリーは、2350mAhのリチウムポリマーバッテリー。FLAC(44.1kHZ/16bit)再生時で最大約14時間の連続駆動が可能だ。なお、充電時間は約6.5時間となっている。

 本体サイズは、約59.2(幅)×約89.1(高さ)×約14.4(厚さ)ミリ。重量は約144グラム。対応OSは、Windows XP以降およびMac OS 10.6.5以降となる。


 なお、アユートでは、5月11日に東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催される「春のヘッドフォン祭 2013」で新製品の発表会を行う。また会場内には先行試聴ブースを設ける予定だ。

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