ヤマハは9月5日、フロントサラウンドシステムの新製品「YAS-152」を発表した。55V型以上の大型テレビを想定した1.2メートルの大型サウンドバー。10月中旬に発売する予定で、店頭では3万円前後になる見込みだ。
4Kテレビの登場などで拡大している大型テレビ市場をターゲットにした新製品。「幅1.2メートルの大型ボディーならテレビとのバランスがとれる。また、音響的にキャビネット容積をかせぐ意味もある」(ヤマハ)。存在をあまり主張しないシンプルなデザインとし、表面もテレビに合う光沢ブラック仕上げとした。
テレビとの接続は光デジタル音声ケーブル1本。またサウンドバー本体でテレビのリモコン信号を受け、背面側にパススルーする「テレビリモコンリピーター」により、テレビのリモコン受光部をサウンドバーが隠してしまう場合にも対応した。
本体の両サイドには、メインスピーカーとして65ミリ径のフルレンジを配置。また左右に85ミリ径のウーファーを下向きに設置することで低音を強化した。キャビネットの容量を生かし、メインスピーカーは密閉型、ウーファーはバスレフ型と個別のエンクロージャーを設けている。内蔵アンプの出力は各チャンネル30ワット。独自のバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」と合わせて広がりと定位感のある音場を作り出すという。
また、最近のトレンドともいえるBluetoothをサポートした。プロファイルはA2DP、コーデックはSBCとAACに対応。スマートフォンやタブレットなどから楽曲のワイヤレス再生が行える。
さらにヤマハでは、Bluetooth経由で本体の操作が行えるリモコンアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」を提供する予定だ(iOS/Android)。同アプリでは音量調整や入力切替、サウンドプログラムの選択といった基本操作が可能。またBluetooth機器とサウンドバーの電源を連動させる「Bluetoothスタンバイモード」を搭載し、電源オン/オフ時にも別途リモコンや本体で操作する手間を省いた。
外形寸法は1200(幅)×108(高さ)×136(奥行き)ミリで、重量は4.8キログラムとなっている。
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