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シニア層にとって魅力的なテレビの条件は「リモコンが使いやすいこと」――パナソニック調査

» 2013年10月22日 22時55分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは、全国60代・70代のシニアを対象とした家電に関する意識調査の結果を発表した。調査手法は郵送調査で、9月3日〜10日にかけてビデオリサーチが実施した。

Photo 魅力的なテレビの条件

Photo リモコンの使いこなし度

 調査結果によると、シニア層にとって魅力的なテレビの条件は「リモコンが使いやすいこと」(93.5%)がトップで、「画質」(73.8%)や「音質」(90.8%)を上回った。34.0%がリモコンを「使いこなせない」と回答しており、特に「多すぎる」「押し間違える」「ほとんど使わない」など“ボタン問題”が深刻化している。これに対して、ボタンが少ないスッキリリモコンや、音声入力で操作できる「おしゃべりリモコン」に魅力を感じる人が多いようだ。

PhotoPhoto インターネット利用率(図=左)とインターネット利用意向(図=右)

 インターネットに関しては71%が「利用」し、84%が今後も「利用したい」と意欲的。自分の声による操作や音声案内などが行えれば、インターネット利用がさらに加速すると見られている。

 また、写真撮影について聞いたところ、撮影枚数は全国平均で年間295.2枚。撮るのは「デジカメ」(73.0%)か「ケータイ・スマホ」(62.5%)、見るのは「デジカメ・ケータイ」(67.8%)か「パソコン」(61.1%)が多くなっている。撮影した写真の保管は「SDカード」(51.6%)が1位で、「パソコン」(50.1%)が2位。しかし、SDカードで保管されているため「撮った写真を見たいと思った時に探し出すのが大変」(53.5%)、「撮った写真を家族や友人に渡すのに手間がかかる」(50.8%)、「撮りためた写真がバラバラで、連続で見られない」(50.8%)、「デジカメなどで撮った写真を一箇所にまとめて保管できていない」(49.0%)といった悩みも多かった。

 こうした課題に対し、「見たい写真を簡単にとりだせる」(80.3%)、「デジカメやスマホで撮った写真データを簡単に一箇所に保存できる」(75.8%)、「撮った写真を簡単にコピーして家族や友人に渡すことができる」(75.3%)、「テレビで簡単にデジカメの写真が楽しめる」(69%)などの理由から、BDレコーダーに大きな注目が集まったという。

 調査地域と対象は、都市圏の東京/神奈川/埼玉/千葉/愛知/大阪/京都/兵庫/北海道/宮城/広島/福岡が200名、それ以外が200名。

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