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バッファロー、ネットワークオーディオ向けスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」を受注販売

» 2013年11月13日 16時34分 公開
[ITmedia]
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 バッファローは11月13日、ネットワークオーディオ環境に適したスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」を発表した。受注生産品という扱いで、全国のオーディオ専門店などで注文を受け付ける。価格はオープンプライス。実売予想価格は2万円台後半。

「BSL-WS-G2108M/A」

 業務用の高機能スイッチングハブ「BSL-WS-G2108M」をオーディオ用にリパッケージしたもの。ネットワークオーディオ環境を構築する際、ルータを介してNASやプレーヤーを接続するケースも多いが、ルータに処理が集中すると障害が発生する可能性がある。しかしスイッチングハブを追加すれば、一度再生指示を出した楽曲のデータはルータを経由せずに転送される。無線ルータ経由で接続するタブレット端末からの再生操作といった利便性も確保できる。

 ただし、これまでネットワーク機器メーカーはオーディオ用のスイッチングハブは販売していなかった。このためバッファローでは、オーディオ愛好家へのヒアリングなどを通じて条件に合致する製品をピックアップ。「スイッチングハブの中でも高品質な部品で設計されている『BSL-WS-G2108M』の応用を企画した」(同社)という。

 「BSL-WS-G2108M/A」は、ギガビットイーサネット(1000BASE-T/TX)のインタフェースを8ポート搭載。通常品の4倍にあたる512Kバイトの大容量バッファーを持ち、安定したデータ転送を実現するという。また、筐体(きょうたい)は放熱効率に優れた金属を採用し、ファンレス設計として雑音を排除。背面には3Pインレットを備え、付属の電源ケーブルはトラッキング防止加工済みという。

前面のUSBポートは企業などで大規模ネットワークを構築する際、設定をコピーするためのもの。オーディオ用途では使用しない(左)。背面には3Pインレットを装備(右)

 パッケージには、新たにカテゴリー7のLANケーブル(2メートル)およびLAN端子を保護するダストカバーを同梱(どうこん)。カバーは取り外しやすいスイングタブ付き。また、取扱説明書などもオーディオ用途に向けて新たに作成したという。

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