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JVCケンウッド、開発中の「カーオプトロニクス」要素技術をCESで披露2014 International CES

» 2014年01月06日 20時54分 公開
[ITmedia]

 JVCケンウッドは1月6日、米ラスベガスで7日に開幕する「2014 International CES」の展示概要を発表した。次世代主幹事業として開発中の「カーオプトロニクス」や「次世代イメージング」に関する要素技術、新技術提案などを展示する。

JVCケンウッドブースのイメージ。場所はラスベガスコンベンションセンターのノース・ホール「♯1801」「♯1810」

 カーオプトロニクスとは、オプトエレクトロニクス技術を用いた車載用機器のことで、同社が日本や米国で商標を出願中だ。CESでは、ヘッドアップディスプレイや車輌情報などを用いた“革新的先進運転支援システム”「i-ADAS」(innovative Advanced Driver Assistance System)および次世代イメージングの「ニアアイ ディスプレイ」(仮称)などを参考展示する。

 ヘッドアップディスプレイは、車のフロントガラスに車輌情報などをフルカラー&高精細映像で表示するデバイス。またカメラとディスプレイを使って現在のサイドミラーを置き換える「高品位・広角ハイビジョン電子ミラー」、自動車の計器部をディスプレイ表示にする「新感覚電子メーター」などの要素技術を体験できるという。

 「ニアアイ ディスプレイ」(仮称)は、ヘッドマウント型のウェアラブルな表示装置だ。1280×720ピクセルの解像度をもち、車輌情報や図面などの映像を表示できるという。これに同社が持つイメージング技術を応用した小型カメラとワイヤレスネットワークを組み合わせ、「先進的かつ効率的な作業ツールとして提案する」(同社)。

 カーナビ分野では、「KENWOOD」と「JVC」の両ブランドがそれぞれに展示を行う。まずKENWOODでは、静電タッチパネル採用の通信AVナビを初公開。HDMIやMHLに対応するほか、apt-XもサポートするBluetooth機能などスマートフォン連携を強化し製品ラインアップを紹介する。一方の「JVC」ブランドでは、スマートフォン連携やカスタマイズできるGUIが特長のAVレシーバー新製品などを展示する予定だ。

 このほか、技術参考展示として、独自開発の映像処理エンジン「FALCONBRID」(ファルコンブリッド)を搭載した“次世代4Kビデオカメラ”も出品する。

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