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東芝、手軽にタイムシフトマシンが使えるレグザサーバーなど発表タイムシフトマシンがさらに進化

» 2015年10月15日 11時00分 公開
[ITmedia]

 東芝は10月15日、トリプルチューナー搭載レグザサーバーなど5機種を発表した。レグザサーバーはラインアップを拡充。「DBR-T670」は、録画予約なしで3チャンネルを常時録画し続けるタイムシフトマシン機能を搭載するのが特徴だ。価格はオープンで、実売想定価格は10万円前後(税別)。11月下旬に発売する。

photo トリプルチューナー搭載BDレコーダー「DBR-T670」
photo 正面のインタフェース
photo 背面のインタフェース

 DBR-T670は、地デジ/CS/BSのトリプルチューナーを搭載。容量は3Tバイトで、3チャンネルのタイムシフトマシンに対応する。担当者は「初心者の人でも手頃な価格でタイムシフトマシン搭載モデルを使えます」と話す。

 操作画面のインタフェースを一新し、スタートメニューのサイズを大きくしたほか、番組表の表示領域を拡大。表示スピードも向上させた。「ユーザーに使い方を聞いてみると、ほとんどの人がネットに接続せず、検索もしていないことが分かりました。時間をかけてじっくりと番組表から過去番組を探す人が多いようなので、新たにサムネイル表示に対応させました」と担当者は説明する。サムネイルは30分以上の番組のみ表示し、「スポーツ番組ではネタバレしないように番組前半から画像を取得する」(担当者)など、独自のアルゴリズムで動作しているという。

photo 番組表(画像のインタフェースは現時点のもの)
photo タイムシフトマシンによる過去番組表はサムネイル表示でより見やすくなった

 連ドラなどシリーズ予約した番組がすぐに見つかる「録画リスト」や、好みの番組をおすすめしてくれる「ざんまいプレイ」、ネット接続なしで録画した番組からCMを省いた本編だけを抜粋して再生する「おまかせプレイ」なども継承した。おまかせプレイで作ったプレイリストはそのままBD Discにダビングできる。リモート視聴は、放送中の番組の追っかけ視聴に対応した。

photo 録画番組リスト
photo リモート視聴の接続イメージ

 録画した番組の編集機能も強化。フレーム単位でのチャプター分割が可能になり、より細かいライブラリ化ができるようになった。録画番組の引っ越しを容易にする「SeeQVault」も進化し、バックアップしていない番組だけをダビングできる。

 BDレコーダーは、DBR-T660/DBR-T650/DBR-Z620/DBR-Z610の4機種をラインアップする。価格はオープンで、実売想定価格は、順に8万5000円、7万5000円、6万5000円、5万5000円、1万3000円(いずれも税別)。11月上旬に発売する。

 T660/T650も、地デジ/CS/BSのトリプルチューナーを搭載し、3番組同時録画ができる。容量は順に2Tバイト、1Tバイト。

photo 左からDBR-T650とDBR-T660

 DBR-Z620とDBR-Z610はダブルチューナー搭載モデルで、容量はそれぞれ1Tバイトと500Gバイト。

 合わせて、BDプレーヤー「DBP-S600」も発表した。価格はオープンで、実売想定価格は1万3000円(税別)。11月中旬に発売する。1080/24pダイレクト出力や、DVDの映像をより高画質に補正する「XDE」などの機能を搭載する。「レグザリンク・シェア」を使えば、本機をつないだ別室のレグザテレビにタイムシフト録画番組を過去番組表形式で表示したり、「ざんまいスマートアクセス」を利用したりできる。

photo 左からBDプレーヤー「DBP-S600」、ダブルチューナー搭載BDレコーダー「DBR-Z610」と「DBR-Z620」

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