Secual(セキュアル)は、自分で導入できるホームセキュリティサービス「Secual」の本格販売を開始した。初期費用と月額料金を抑え、一人暮らしの賃貸アパートでも導入できるセキュリティーサービスを目指した。
同社のホームセキュリティシステムは、センサー、ゲートウェイ、専用アプリで構成されるシンプルなシステムだ。窓やドアのセンサーが振動や衝撃、開閉を検知すると、Bluetooth Low Energyでゲートウェイに通知。ゲートウェイの内蔵スピーカーから警戒アラームが鳴り響いて侵入者を威嚇するとともに、同社サーバを介してユーザーのスマートフォンにアラートが届く仕組み。通知先は、ユーザー本人を含め10件までをグループとして登録できる。
初期導入コストは、センサーが1つ3500円、専用ゲートウェイは5500円、専用アプリは無料。ほかに月額利用料として、ゲートウェイ1台あたり980円(いずれも税別)が必要だ。なお、1台のゲートウェイで10個までのセンサーを管理可能で、ゲートウェイの台数に制約はないスケーラブルなシステムとなっている。
セキュアルは、昨年夏にクラウドファンディングサイト「Makuake」を通じて資金調達に成功したスタートアップ企業。同社では、「日本ではホームセキュリティが一種の“高級品”になってしまっている」と指摘。スマートフォンを活用した低コストのセキュリティツールを提供することで、1人暮らしの賃貸アパートや小規模店舗でも手軽に導入できる環境を目指すという。なお、Makuakeでは目標額の600%に達する支援を得ることに成功した。
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