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» 2016年06月09日 20時13分 UPDATE

東京おもちゃショー2016:おもちゃ界にもVR元年が到来? キーワードは“お手軽さ”

VRの波が玩具業界にも押し寄せてきた。求めやすい価格と使いやすさが各社共通のキーワードとなっている。

[村上万純,ITmedia]

 「Oculus Rift」「PlayStation VR」などで盛り上がりを見せるVR市場。玩具業界でも、本格的なVR元年が到来しようとしている。東京ビッグサイトで開催中の「東京おもちゃショー2016」(一般公開は6月11〜12日)では、タカラトミーとメガハウスがスマートフォンで手軽に楽しめるVRヘッドマウントディスプレイを発表した。

JOYVR タカラトミーがVR HMD「JOY!VR 宇宙の旅人」を参考出品

3Dで宇宙の旅 気分転換におすすめなVR体験

 タカラトミーは、VR HMD「JOY!VR 宇宙の旅人」を参考出品した。今冬発売予定で、価格は未定。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを本体にセットし、動画を楽しむ。ブース内で試作機を体験できるが、まだアプリも本体も開発段階で、現時点でのラインアップは「宇宙ツアー」のみ。

裏面 本体裏面
スマホをセット スマホをセットし、専用アプリで楽しむ
動画 動画はサイドバイサイド方式

 モーションセンサーを搭載するリモコンが付属し、Bluetoothでスマホと接続できる。実際体験してみたが、ゲーム性のあるコンテンツではなく、あくまで観賞用。ロケットの視点で宇宙を探索し、火星や月などの説明がポップアップで表示されるというものだった。担当者は「ターゲットは30〜50代の男性。今市場で盛り上がっているゲーム性の高いVR HMDと異なり、のんびりと楽しめる玩具業界ならではのコンテンツを用意しました。気分転換に遊んでもらうのが狙いです」と説明する。

コンテンツ のんびりと楽しめるコンテンツを用意
リモコン リモコンが付属する
リモコン裏 上部にもボタンを備える

 今後は、「惑星探査」「プラネタリウム」「恐竜」「世界遺産」など、ターゲット層に調査して人気の高かったコンテンツを追加していく予定だという。まだ試作段階のためピント合わせなどに課題があったが、製品版ではレンズの前後左右を簡単に調整できるようになるということだ。

外から見るとちょっと怪しい? 激しく動くVRゲーム

 メガハウスもスマホをセットして手軽にVR体験ができる「BotsNew VR」(ボッツニューVR)を展示した。希望小売価格は9250円(税別)で、8月下旬発売予定。視角は120度で、ヘッドセットを搭載したオールインワンなVR HMDだ。

ボッツニューVR 「BotsNew VR」(ボッツニューVR)
HMD ヘッドセットを搭載
裏面 裏面

 手に専用マーカーを装着し、そのマーカーをスマホカメラで読み取ることでゲーム内でのインタラクティブな操作が可能となる。担当者は「これまで手に付けたマーカーの枠や色を読み取る技術は他にもありましたが、それをシームレスに操作に反映するのは業界的には初ではないでしょうか。この技術は他社さんと協力して実現しています。1万円を切る価格帯で本格的なVR体験をお手軽に楽しめるのは玩具ならではの特徴です」と説明する。

マーカー マーカーを両手に付けて遊ぶ
マーカー2 枠内の形や色を読み取る

 ブース内では、お祭りの現場で前方から飛んでくるから揚げとレモンを手と頭でキャッチするというゲームが楽しめる。イメージしづらいかもしれないが、から揚げが飛んできた位置に頭を動かし、レモンが飛んできた位置に手を動かすというルールだ。短時間のうちに70個以上のから揚げやレモンが飛んでくるので、なかなか激しい動きになり、はたから見ているとかなり怪しい動きになるのもVRならではだ。今後、他社からも本格的なVR玩具が続々と登場してくるかもしれない。

から揚げ スマホをセット。から揚げとレモンをキャッチするゲームを体験
価格 希望小売価格は9250円(税別)で、8月下旬発売予定

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