美しいVR空間上でジグソーパズルが楽しめる「Starry」石井英男の「週刊Gear VR」(第3回)

» 2016年05月20日 21時30分 公開
[石井英男ITmedia]

 NTTドコモとauから、2016年夏モデルのラインアップの一つとして「GALAXY S7 edge」が発表されたが、両社ともに発売前に予約してから購入すると、本連載で取り上げているVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「Gear VR」がもれなくもらえるキャンペーンを実施していた。キャンペーンは好評を博したようで、日本でのGear VR普及に弾みがつきそうだ。Gear VRについては、第1回のレビュー記事を参照してほしい。

 今回は、有料アプリ(360円)のパズルゲーム「Starry」を紹介する。Starryはいわゆるジグソーパズルだ。VR空間内に散らばったピースを集め、正しい場所と向きではめ込んでいき、パズルを完成させることが目的だ。

モネの絵のような美しいグラフィックスとVRならではの立体感が魅力

 追加コントローラーは不要で、操作は視線の移動とタッチパッドの中央ボタンのみで行う。最初のステージはチュートリアル的な位置付けで、24ピース中21ピースが正しくセットされているため、残り3つのピースをはめ込むだけで完成する。完成途中のパズルは、VR空間の下のほうに置かれているが、ピースはVR空間内に散らばっている。

 操作方法は、移動したいピースに視線(赤い点)を合わせて中央ボタンをタップすると、そのピースが選択されて大きくなる。そのまま視線を動かせば、ピースが視線にあわせて移動する。はめ込みたい場所までピースを移動したら、再び中央ボタンをタップすれば、ピースをその場所に置くことができる。

最初に起動すると、正面に3つパズルのピースが見える
首を動かして下を向くと、途中まで完成したパズルが見える
ピースにカーソルを合わせてタッチパッドの中央をタップすると、そのピースが選択されて大きくなるので、視線を動かしてピースを移動させる

 ピースの向きが違っている場合は、置いたピースに視線をあわせてタップすれば、90度ずつピースが回転する。ステージが進むと、はめ込まなければならないピースの数が増え、ピースもさまざまな場所に散らばるので完成させるのが大変になる。

パズルが完成すると、正面にパズルが移動する
ステージが進むと、はまっていないピースの数が増える

 ピースは大空に散らばっているが、時間とともに空の明るさも変わり、星や月が表示されるようになる。制限時間はないので、ゆっくりと周りの景色を楽しみながら、パズルを完成させていけばよい。Starryは、モネの絵のような美しいグラフィックスと奥行きのある立体感が魅力のアプリで、Gear VRの楽しさを存分に味わえる。素早い操作が苦手な人にもお勧めしたい。

アプリデータ

アプリ名:Starry

メーカー:DJH

価格:360円

ゲームパッド(コントローラー):不要


→・石井英男の“週刊Gear VR”(第4回):リアルならぬVR脱出ゲーム!? 人気の謎解きアドベンチャーゲームが楽しめる「Floor Plan」

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