「Underworld」のスペシャルライブを「Gear VR」で360度体感してきた! 渋谷PARCOで一夜限りのイベント開催VRで特等席

» 2016年03月13日 09時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「ゴーグルをかぶれば、目の前に仮想空間が広がる」――そんな触れ込みで今注目されているのが「VR」だ。2016年は「Oculus Rift」や「PlayStation VR」「HTC Vive」といったVRヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)の製品版が続々と発売を控えており、デベロッパーやアーリーアダプター以外の、いわゆる“普通の人たち”がVRに触れる機会がぐっと増えるはず。

Gear VRとUnderworld

 VRコンテンツはここ最近大きな注目を集めており、特にテーマパークでの採用が世界でも目立つようになってきた。国内においても、大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンではVR HMDを装着してジェットコースターに搭乗するアトラクションが登場している。年内にはVR専用の屋内型テーマパーク「THE VOID」が米国に誕生する予定で、まさに「VR元年」といえるだろう。

→・もう知らないと乗り遅れる? 「VR(Virtual Reality)」の基礎知識

 VR HMDは全方位型のライブ配信にも活用できる。360度撮影できるカメラを設置して映像をライブストリーミングすることで、遠方地でもVR HMDを装着すれば、あたかもその場にいるような体験ができるというわけだ。

 そんな360度映像のライブストリーミングを音楽ライブで活用したイベントが、3月12日に東京・渋谷の渋谷PARCOパート1内にあるスタジオ「2.5D」で開催された。

ライブビューイングをVR HMDで

 この日、テレビ朝日のロゴを手掛けたことでも有名な世界的デザイン集団「Tomato」の結成25周年記念企画展「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION“O”」の一環として、Tomatoの創立メンバーであるアーティスト「Underworld」が来日し、抽選で選ばれた200人限定のスペシャルライブ「Underworld Live: Shibuya Shibuya, we face a shining future」が開催されたのだが、ライブの模様を360度でライブストリーミングし、離れた2次会場でサムスン電子のVR HMD「Gear VR」を使ってライブビューイングするというイベントも同時開催されていたのだ。

Gear VRとUnderworld ライブの様子をVRで体感

 会場には、音に合わせて振動する椅子「TELEPOD」が5台設置され、Gear VRと組み合わせることで臨場感のあるライブをVRで楽しむことができた。今回のイベントは、1回5分程度で次の参加者に入れ替えという形を取っていたため、ライブを最初から最後までVRで楽しめるわけではなかったが、体験したユーザーはリズムに合わせて体を揺らしたり、視点を動かしたりしてVRによるライブを楽しんでいた様子だ。

Gear VRとUnderworld TELEPODは自由に回転できるので、360度視点を自在に動かしやすい

 TELEPODなしではあるが、実際に筆者も体験してみた。カメラの映像はちょうどステージの目の前で、前方にはUnderworldの面々が、後ろを振り向けば流れる音楽に合わせて盛り上がる観客がいるという、普段ならありえないような特等席でライブを見ることができた。

Gear VRとUnderworld ヘッドフォンを装着すると臨場感はかなり高くなる

 ライブは日没とともに渋谷PARCOの屋上でスタートしたため、周囲は比較的暗い環境のはずだったが、映像が安定していたのが印象的だった。スタッフによればカメラは複数台のカメラを組み合わせた全方位カメラを利用しているという。

 今回のイベントで使用されたGear VRは、サムスン電子のスマートフォン「Galaxyシリーズ」を装着することでVR HMDとして利用できる2015年12月に発売した製品で、サムスン電子とOculus VRが共同開発しただけあって性能は本家Oculus Riftと遜色ないといわれている。

Gear VRとUnderworldGear VRとUnderworld 「Gear VR」はスマートフォンを装着して利用するタイプのVR HMDだ。高性能なPCを用意することなく単体で本格的なVRが体感できるのが魅力。今回のようなイベントで数が用意しやすいのもメリットだろう。ちなみに筆者も即買いしている

 記事冒頭で挙げたVR HMD製品は、高性能PCが必要であったり、そもそもVR HMD単体で10万円近い価格設定がネックとなっており、まず普通のユーザーは手が届かないというのが正直なところだ。その点、Gear VRは表示と処理をスマートフォン上でまかなうため、VR HMD単体で実売1万5000円程度と非常に手の出しやすい価格を実現している。今すぐお店で買えるVR HMDがGear VRなのだ。

Gear VRとUnderworld 会場にはTomatoによるGalaxyのデザインも

 今、別の場所で起きていることをVRで疑似体験できる――これは非常に興奮するし、応用はいくらでも思い付きそうだ。今回のようなVR HMDを利用した催しが広がることで、もっとVRの可能性が広がることに期待したい。

Gear VRとUnderworld
Gear VRとUnderworld
Gear VRとUnderworld ステージ上に設置された全方位カメラ。ライブパフォーマンスをVRで楽しむのが当たり前になる時代がやってくるか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. 鳴り物入りで登場した「Copilotキー」が早くもお蔵入りか──チャットボットからAIエージェントへの移行が示すMicrosoftの誤算 (2026年07月27日)
  2. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  3. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  4. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  5. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  6. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  7. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  8. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  9. 背中に「インテル、付いてる」ロボットも登場! 40年の実績を持つロボティクス分野で攻勢をかけるワケ (2026年07月24日)
  10. ポタ電と組み合わせて使える「Soraiori ポータブルエアコン」がセールで16%オフの2万9980円に (2026年07月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー