大日本印刷は3月10日、VR(仮想現実)イベントを支援するサービス「DNPカートンVRスマートフォンシアター」を開始した。VR動画の制作や鑑賞用の紙製ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を提供する。
スマートフォン用HMDのレンズは、一眼(2D動画用)と二眼(3D動画用)の2種を用意。外装は段ボール紙で、イベントに合わせたデザインを印刷できる他、折りたたみ式で持ち運びもしやすい。
VRコンテンツには、ファンタジスタのインタラクティブVR制作ソリューション「iVRc Engine」を導入している。
価格は、コンテンツ制作料金が30万円から(建物内の360度撮影、動画作成など)で、ヘッドマウントディスプレイはロット1万個の場合600円(本体1個+レンズ2種)。
大日本印刷は、イベントやセールスプロモーション、エンターテインメントの他、新築住宅の内見や観光地案内など、VR動画の活用が見込まれる分野を中心に、2018年までに20億円の売上を目指すという。
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