目指したのは、おかずをおいしくするゴハン――“蒸気の釜”で炊く「BALMUDA The Gohan」登場
バルミューダは1月12日、同社初の炊飯器「BALMUDA The Gohan」を発表した。近年は土鍋など厚手の釜を使った高級炊飯器が増えているが、同社はまったく新しい構造と炊飯手法により、1粒1粒がしっかりとしたごはんを炊きあげるという。
発表会に登壇した同社の寺尾玄社長は、「かまどや土鍋など、一般的においしいといわれるごはんは直火(じかび)で炊かれるもの。ガス火に比べて約3分の1しかエネルギーがない非力な電気で、いかにおいしく炊くかが課題だった」と話す。紆余曲折を経てバルミューダが辿り着いたのは、薄い金属製の釜を2重にして、蒸気の力で炊きあげる方法だった。
といっても、お米を“蒸す”わけではない。The Gohanで炊飯を行うときには、外側の釜に200mlほどの水を入れておく。内釜に普通に研いだお米と水を入れて本体にセット。スイッチを入れると外釜の水が蒸気となり、釜と釜の間を満たす。すると内釜は前後左右からまんべんなく加熱されるという。
ポイントは、土鍋のようにゆっくりと加熱していくことと、炊飯中も温度は100°C以下に保つこと。急激な温度変化を避け、火力を一点に集中させないため、内釜内で“対流”が起きにくい。つまり、お米同士がぶつかって傷つくことを減らし、表面の糊化(α化)を抑えて炊きあげる。
炊きあがったごはんは、1粒1粒がしっかりとして、表面はほんの少しだけ固めだ。「外は張りがあり、中はふっくら。かみしめるほどに味わい深く、おかずを最高においしくするご飯だ」(寺尾氏)
他社の高級炊飯器がご飯自体の甘さをアピールする中、あえておかずの味を引き立てるご飯に仕上げた。粒がしっかりしているため、卵かけご飯やカレーなどとの相性は抜群だという。また、「冷めても美味しいため、おにぎりなどにも適している」(寺尾氏)
ユニークな炊飯方法を作り出す一方、保温機能は、思い切りよく省略した。理由は単純で、「保温したごはんは美味しくない」からだ。ただし、2重構造の釜に満ちた水蒸気によって温度が保たれるため、1時間程度は温かいごはんが楽しめるという。
炊飯容量は0.5~3合で、炊飯にかかる時間は1時間前後。寺尾氏によると、「エネルギー量の問題か、3合以上はまだ美味しく炊くことができていない。継続して研究開発している」。炊飯モードは、「白米」「白米早炊」(0.5~3合)、「玄米」「炊込」(0.5~2合)、そして「おかゆ」(0.5~1合)の5つ。タイマー機能もある。
本体サイズは275(幅)×194(高さ)mm。カラーはブラックとホワイトの2色で、価格は各4万1500円(税別)。1月12日から同社直販サイトで予約受付を開始する。製品出荷は2月の予定だ。なお、直販サイト限定の特典として、「BALMUDA The Gohan」オリジナルデザインのてぬぐいをプレゼントするという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
2
マンガ数冊「105万円でSOLD」物議、メルカリ“マネロン疑惑”を否定「その価格で売れていない」……ならばなぜ?
-
3
録画した番組を「Googleドライブ」「OneDrive」に保存 パナソニック新型「DIGA」で
-
4
Grok、Aniと“お別れ” 3Dコンパニオン機能が終了 キャラは開発スタジオの新アプリ「Animates」で継続へ
-
5
Appleの「iPhone Duo」は、折りたたみスマホの未来を開くのか、閉じるのか
-
6
「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
-
7
楽天モバイル、「ID未連携ユーザーの自動解約」を撤回 2週間で方針転換
-
8
「AIで効率化しても仕事が増えるだけ」──月○時間浮かせても報告しない社員たち 広がる“AI版静かな退職”
-
9
iPhone 18 Pro/Pro Maxは静かな滑り出し 予約開始3日目で「発売日受け取り可能」なモデルも
-
10
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR