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仕事をしながら肩こりを改善? 唯一の家庭用“高周波”治療器、パナソニック「コリコラン」登場

» 2017年07月25日 11時09分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 パナソニックは7月24日、家庭用の高周波治療器“コリコラン”「EW-RA510/RA500」を発表した。バッテリー内蔵の小型治療器で、本来ならコリの原因となるはずの仕事や家事をしている間にも「ながらコリ治療」(同社)が行えるというユニークな商品だ。

高周波治療器“コリコラン”「EW-RA510」(左)と「EW-RA500」(右)

 コリの改善を目的とした医療機器として認証された、家庭用としては業界唯一の高周波治療器。肩や腰といった患部に装着すると、9MHz(1秒間に約900万回)の高周波パルスが血管を広げて血行を促進する。

 高周波は、家庭用として広く使われている低周波に比べると体の奥まで届く特徴がある。コリコランは病院などにある業務用機器に比べれば出力は低いはずだが、同社では「9MHzはこり治療に適した周波数。皮膚の約4cm下まで届く設定になっている」と話す。なにより低周波治療器に比べて皮膚への刺激が少ないため、PCやスマートフォンを操作しているときに治療を行っても操作のジャマにならないという。

 「コリの状態は人によって異なるため治療時間については一概にいえないが、われわれが行ったモニター調査の結果では3〜5時間程度の装着で『効果があった』と回答した人が多かった」(同社)

一日中、コリ治療が行える

 治療器本体は、直径約30mmの円形で、重量は約6g。付属の装着テープで肌に貼り付けたり、シリコン製の装着リングを用いてストラップや肌着などにつけて使用する。内蔵のバッテリーは3時間の充電で約24時間の連続使用が可能だ。

装着方法。なお、病気などで医師の治療を受けている人は利用できない

 「EW-RA510」は治療器本体が4つ、「EW-RA500」は2つ同梱(どうこん)されており、すべての治療器を同時に充電&収納できる充電器とのセットになっている。付属のACアダプターのほか、単四形乾電池でも充電できるため、旅行や出張で持ち歩く場合にも便利。オプションで治療器単体を購入し、追加することも可能だ。

 コリコランは、10月21日発売予定。価格はオープンプライスで、店頭ではEW-RA510が4万3000円前後、EW-RA500が3万3000円前後になる見込みだ。

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