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MySpaceにカラオケ機能 「歌ってみた」動画の公開も

» 2009年03月30日 12時07分 公開
[ITmedia]
画像 サイト上に歌詞が現れ、伴奏が流れる

 マイスペースは3月30日、SNS「MySpace」日本版に、カラオケサービス「MySpaceカラオケ」を追加した。歌詞を見ながら伴奏に合わせて歌ったり、歌う姿を録画してアップロードできるサービスで、通信カラオケ「JOYSOUND」のエクシングと提携して始めた。

 基本機能は無料で利用できるが、キーの調整など追加機能は有料。MySpaceユーザー同士で“歌の交換”をしてコミュニケーションしてもらったり、MySpaceに集まるインディーズ歌手などに発表の場を提供しつつ、収益につなげる計画だ。

 楽曲は、JOYSOUNDで人気楽曲を洋楽・邦楽それぞれ3000曲・計6000曲をそろえた。新曲も毎週25曲ずつ追加する。歌手名や曲名などから楽曲を検索・指定すると、伴奏が流れ始め、画面には伴奏に合わせて歌詞を表示。ユーザーはPCにつないだマイクで歌う――と、通常のカラオケと同様に楽しめる。

画像 アップロードされた動画

 録音や、Webカメラを使った録画も可能。録画した動画は、アップロードしてMySpaceカラオケ上で公開できるほか、自分のMySpaceやブログに貼り付けて紹介できる。

 ホームパーティーでカラオケを歌って盛り上げたり、バースデーソングを歌って誕生日の友達に見せたり、歌手志望のユーザーがMySpace上で歌声をアピールする――といった使い方が可能だ。

 ほかのユーザーのカラオケ動画を自分のMySpaceやブログに貼り付けたり、10段階で評価・コメントを付けることもできる。MySpaceカラオケのトップページでは、評価の高い動画や、おすすめのユーザーなどをピックアップして紹介する。

 MySpace日本版で初の有料機能を導入した。有料会員(月額980円、年額6980円)になると伴奏のキーを調節したり、音声にエコーなどの効果を付けられる。無料会員はアップロード回数が10回までに制限されているが、有料会員は無制限。

画像 MySpaceカラオケを楽しむ藤野マネージャー。「ネット接続したノートPCがあれば、お花見でもカラオケを楽しめます」

 今後、MySpaceカラオケを使って歌手のオーディションを開いたり、有名アーティストの新曲を歌ってもらうキャンペーンを実施するなどして、アーティストを支援しつつサイトを盛り上げ、収益拡大につなげていく。

 同社PCサービス部の藤野誠プロジェクト担当マネージャーは「歌って共有できる“カラオケ2.0”。ニコニコ動画などで『歌ってみた動画』を見て自分もやりたくなったら、MySpace カラオケを使ってみて」と話す。

 米国のMySpaceでは昨年4月に同様のサイト「MySpace Karaoke」がスタートしており、これまでに100万件以上アップロードされているという。藤野マネージャーは「日本のカラオケ人口が4600万人らしいので、その3割に使ってもらうことを目指す」と話している。

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