ソニーは5月14日、デジタルカメラモジュールなどを生産する国内の3事業所での生産を、12月に終了すると発表した。生産拠点を集約し、効率化とコスト削減につなげる狙い。
同社の大根田伸行CFOは、「発表したのは今年度の計画のみ。今後も拠点の削減プランがある」と話し、リストラが継続する見通しを示した。
生産を終了するのは、ソニーイーエムエスの3工場で、携帯電話用カメラモジュールなどを生産する小見川テック(千葉県)、光学ピックアップなどを手掛ける浜松テック(静岡県)、FeliCaリーダー/ライターなどを製造する千厩(せんまや)テック(岩手県)。海外の2拠点(メキシコの液晶テレビ工場とインドネシアのケーブル工場)の閉鎖・事業譲渡も発表した。
同社が昨年12月に発表した1万6000人の削減はすでに完了したという。大根田CFOは「引き続き効率化を進めていきたい」と話し、さらなる人員削減の可能性も示唆した。
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