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検索結果を悪質リンクで占領する旬のキーワード注目のニュースに便乗

» 2009年06月04日 09時08分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のPanda Securityは、SEO対策技術を悪用して注目のニュースや話題の関連用語検索で不正サイトを上位に表示させる手口が横行しているとして、注意を呼びかけた。

 同社のブログによると、Microsoftが発表した新ゲーム「Project Natal」の動画をGoogleで検索したところ、検索結果のトップに悪質ページへのリンクが表示された。

 そこで、標的とされているキーワードと悪質リンクの数を調べたところ、最多は「YouTube」を標的としているリンクの1万6000件だった。以下、エールフランス機墜落事故が起きたばかりの「France」(1万500件)、Project Natalで話題になった「Microsoft」(8930件)、ロサンゼルスで開催中のゲーム展示会「E3」(3380件)、芸能ニュースで騒がれた「Eminem」(2900件)、「Sony」(2850件)の順だった。

 問題のサイトはすべて、無料のWebホスティングサービスLycos Tripodを利用。SEO対策技術を駆使して、攻撃者が運営するサイトにユーザーをリダイレクトする仕組みになっていたという。

 注目のニュースや話題に便乗したこの種の攻撃は今後も引き続き発生するだろうとPandaLabsは予想。時事ニュースに関連した用語を検索する際は特に注意した方がいいと促している。

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