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「Microsoft Windows Mobile 6.5」正式版リリースアプリストアとクラウドサービスもスタート

» 2009年10月07日 07時04分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月6日、モバイル向けOSの新版「Microsoft Windows Mobile 6.5」の正式版リリースと、同OS搭載携帯電話「Windows phone」の発売を発表した。Windows phoneはMicrosoftの正式なブランド名になった。またアプリストア「Windows Marketplace for Mobile」とクラウドサービス「My Phone」をスタートした。

 年内に20カ国で30種以上のWindows phoneが登場する予定。同日米国で発売されたWindows phoneは、台湾のHTC製「Pure」(キャリアはAT&T)と「Imagio」(キャリアはVerizon)の2機種。韓国のSamsung製「Intrepid」が10月11日にSprintから、HTCの「Tilt 2」が数週間のうちにAT&Tから発売される。また同社は現行のWindows Mobile搭載端末でWindows Mobile 6.5にバージョンアップできる機種の一覧をWindows phoneのサイトに掲載している。

Windows phones

 アプリストアのWindows Marketplace for Mobileは、まずは246本の有料・無料アプリケーションでスタートした。FacebookやMySpaceなどのアプリ、数独や「Guitar Hero World Tour」などがダウンロードできる。753以上のサードパーティーがアプリを開発中という。現在はWindows phoneからのみアクセス可能だが、近いうちにPCからもアプリの購入、アカウントの管理ができるようになる。

Windows Marketplace

 5月にβリリースされたWindows phone向け無料オンラインストレージサービスMy Phoneも正式にスタートした。My PhoneはWindows Mobile 6以上を搭載した携帯電話に保存している連絡先、予定、写真などの情報をMicrosoftが運営するサーバに保存し、携帯と同期したり、第三者と共有することができるサービス。4.99ドル支払えば、Windows phoneの紛失対策機能を追加できる。地図上に所在地を表示したり、リモートでデータを消去したり、オフにしていても着信音を鳴らすことなどができる。この機能は11月30日まで無料で利用できる。

My Phone

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