米Microsoftは10月26日、同社の電子メールソフトOutlookのデータフォーマット「.pst」に関する技術文書を公開すると発表した。同社の自社製品のオープン性と相互運用性を高める「Interoperability Principles」に基づく技術情報開示の一環。
.pstファイルは、送受信したメールや予定表、連絡先などのデータが保存されるOutlook専用のファイル。技術文書を公開することにより、サードパーティーの開発者は使い慣れたプログラム言語やプラットフォームを使って.pstファイル内のデータにアクセスし、これらのデータを利用するアプリケーションを開発できるとしている。
同社は既にMessaging API(MAPI)およびOutlook Object ModelによるOutlookとExchangeのデータへのアクセスは可能にしていたが、対象となるのはデスクトップにインストールされたOutlookのみだった。
技術文書はまだ作成の初期段階で、業界の専門家や興味を持つユーザーからのフィードバックを求めている。同文書は「OSP」(Open Specification Promise)ライセンスの下で公開する予定。
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