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中国外国人記者クラブがサイトを一時閉鎖 サイバー攻撃で

» 2010年04月02日 17時43分 公開
[ITmedia]

 中国の外国人記者クラブForeign Correspondents Club of China(FCCC)が4月2日、Webサイトを一時閉鎖した。サイバー攻撃を受けたためという。

 FCCCのサイトには現在、Webサイトを一時的に閉鎖したと伝えるメッセージが表示されている。「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪し、サイトの閉鎖はFCCCの活動自体には影響はないとしている。

FCCCのサイト。一時閉鎖の告知だけが表示されている

 各紙報道によれば、閉鎖はDoS(サービス拒否)攻撃を受けたことが原因という。FCCCの調査の結果、中国と米国のIPアドレスが割り出されたと伝えられているが、攻撃者が他人のPCを乗っ取って攻撃に利用した可能性もある。攻撃者の身元や目的は分かっていないという。

 数日前には、中国と台湾で活動しているジャーナリストのYahoo! Mailアカウントが攻撃を受けたと報じられた。

 1月にはGoogleが、中国の人権活動家のGmailアカウントを狙ったサイバー攻撃があったと報告している。同社はこの攻撃と、中国政府のインターネット検閲を理由に、3月に中国から事実上撤退した。

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