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Google CEOにブロガーが「侮辱された」と怒りせかにゅ

» 2010年04月15日 16時57分 公開
[ITmedia]

GoogleのシュミットCEO、ブロガーの怒りを買う

 Googleのエリック・シュミットCEOが先日、米新聞編集者協会のイベントでの講演で語った内容が、ブロガーの間で物議を醸している。同氏は講演で、新聞業界関係者に対してこのように語った。「みなさんがやっていることにはアートがある。もしも新聞編集者の価値について迷うことがあったら、ブログの世界を見てほしい。それだけでいい。皆さんが大切にしているものや伝統がどれほど重要か分かる」

 ブログメディアはこの発言を受け、シュミット氏はブロガーのジャーナリズムやブログの質を低く見ているとして批判の声を上げている。「全世界の数十億人のブロガーをけなしている」「こんな侮辱を受けるいわれはない」「新聞業界はブロガーを憎んでいるが、実際はそれ以上にGoogleを憎んでいるだろう。だからシュミットは新聞編集者に取り入ろうとしたのかもしれない」

 あるブロガーは、GoogleがブログサービスBloggerや、ブログを含めたWebサイトに広告を配信するAdSenseプログラムから利益を得ていることを指摘し、「シュミットは自分の味方がどこにいるのか思い出す必要がある。味方を侮辱して新しい敵を作るべきではない」と語っている。また「今や大手メディアもブログを持っている。シュミットは講演を聴いた人たちもこき下ろしていることになる」という指摘もある。

Eric Schmidt Thinks Blogging Is Low Quality Filler(The Next Web)

発電床で街灯をともす実験、トゥールーズで

 フランスのトゥールーズ市で、人間が歩くときの振動を利用した発電システムをテストする計画が進められている。このシステムを街路に組み込み、生じた電気を街灯に利用するという。市の中心部に8個のカスタムモジュールを設置する予定で、50〜60ワットの電気を近くの街灯に供給できるとしている。トライアルは2週間実施し、オランダの企業Sustainable Dance Club(SDC)のモジュールを利用する。SDCはナイトクラブ向けに床発電モジュールを提供しており、同社にはトゥールーズだけではなく、ほかの都市からも引き合いがあるという。

ナイトクラブの発電床

French City Plans To Harness Pedestrian Power for Street Lights(Popular Science)

HTCが独自のモバイルOSを検討

 WindowsやAndroidを搭載したスマートフォンを製造しているHTCが、独自モバイルOSの開発を検討している。同社のCTO(最高技術責任者)は、「検討を続けているが、独自OSの開発が正しいと示すには幾つかの条件を満たさなければならない」としている。多くの携帯電話メーカーはSymbianやAndroidなど他社のOSを使っているが、AppleやResearch In Motionは独自OSで成功している。最近ではSamsungが独自のモバイルOS「Bada」を発表した。またHTCはPalmの身売り先候補として挙がっており、Palmを買収すればモバイルOS「webOS」を獲得できることになる。

HTC Studying Whether to Have Own Smartphone Software(Bloomberg)

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