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Android、2014年に世界2位のスマートフォンOSに――IDC予測

» 2010年09月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

 スマートフォン市場は好調に伸びており、中でもAndroidが大きく勢力を伸ばしそうだ――米調査会社IDCがこのような見通しを発表した。

 IDCによると、今年の世界スマートフォン出荷台数2億6960万台と、前年から55.4%増加する見込み。同社の以前の予想を10%以上上回るという。これに対し、スマートフォンも含めた携帯電話全体の出荷台数は14.1%増の見込みだ。スマートフォンは2011年も24.5%という高い成長率を記録するが、2014年には13.6%と成長ペースが低下すると同社は予想している。

 「スマートフォンは今年、世界の携帯電話市場の回復促進要因となっている」とIDCは述べ、特にAndroidは注目だとしている。同OSはカスタマイズが可能なためベンダーの支持を得ており、またユーザーも、使いやすさやアプリの増加から、急速に同OSを受け入れるようになっているという。

 同社の予想では、Androidは2010年から2014年にかけて、シェアを16.3%から24.6%に拡大し、世界第2位のスマートフォンOSの座を獲得するという。Symbianは首位を守るが、シェアを40.1%から32.9%に落とす見込み。BlackBerryはシェアはあまり変わらないが、Androidに抜かれて2位から3位に転落、AppleのiOSはシェアを14.7%から10.9%へと落とすという。Windows Mobileは順位こそ変わらないが、シェアを6.8%から9.8%に伸ばしてiOSに迫る見通しだ。

世界スマートフォンOSシェア(2010〜2014年)
OS 2010年シェア 2014年シェア シェア変化率
Symbian 40.1% 32.9% -18.0%
BlackBerry OS 17.9% 17.3% -3.5%
Android 16.3% 24.6% 51.2%
IOS 14.7% 10.9% -25.8%
Windows Mobile 6.8% 9.8% 43.3%
その他 4.2% 4.5% 8.3%
(資料:IDC)

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