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Gmailの障害、原因はストレージソフトのバグ

» 2011年03月01日 14時25分 公開
[ITmedia]

 米Googleは一部Gmailユーザーのメールが消えた問題について、ソフトウェアのバグが原因だと明らかにした。ユーザーのメールはなくなってはいないとも説明している。

 この問題は2月27日(米国時間)から起きており、一部のユーザーがGmailアカウントが空になったと報告している。Googleは、メールはなくなってはおらず、既に影響を受けたユーザーの多くがメールにアクセスできるようになったとしている。近いうちにすべてのユーザーが通常の状態に戻るはずという。

 このような問題が起きた原因は、ストレージソフトウェアのアップデートで予期しないバグが発生したためと同社は述べている。同社は問題に気づいてすぐに、ソフトウェアのバージョンを古いものに戻した。

 Googleはユーザーのデータのコピーを複数作成し、複数のデータセンターで保存しているが、今回はまれなバグによって複数のコピーが影響を受け、一部のメールのコピーが削除された。テープに記録したバックアップからデータを復旧しているため時間がかかっていると同社は説明している。

 この問題の影響を受けたユーザーは、27日午後6時から28日午後2時(太平洋時間)にかけて送られたメールを受け取れていない可能性が高く、送信者の元にはメール不達の通知が届いているという。

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