米Googleは4月12日(現地時間)、同社のオンラインオフィススイートGoogle Docsにページネーション機能を追加したと発表した。
これまではドキュメントのページの切れ目がWebブラウザ上では確認できず、印刷してみるまで何ページになるか分からなかったが、新機能によってあらかじめページ数を把握できるようになった。
また、ヘッダ・フッタを各ページに表示でき、脚注を指定したページに追加できる。強制改ページも可能だ(メニューの「挿入」から「改ページ(印刷用)」を選択)。
さらに、Google Chromeのユーザーはドキュメントを直接印刷できるようになった。従来は文書を印刷するには、ドキュメントをPDFに変換してダウンロードし、PDFビューアなどで出力する必要があった。ChromeがWeb標準をサポートしているため「native printing」が可能であり、Web標準に準拠すれば他のWebブラウザでも直接印刷を可能にできるとしている。
Googleはオフィススイートの市場シェアを米Microsoftから奪うべく、Google Docsに精力的に新機能を追加している。昨年11月にはOffice文書をGoogle Docsと同期させる「Google Cloud Connect for Microsoft Office」を公開したほか、最近ではドキュメントの検索機能の強化やFacebookに似たディスカッション機能の追加などを行っている。
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