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“ぐぐる能力”と“くくる能力”Weekly AccessTop10

» 2015年10月19日 11時45分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 ランクインこそ逃しましたが、先週の気になった記事は「カドカワ、ネットの高校「N高等学校」来春開校へ プログラミング、アニメの課外授業も」。年間10万円ほどの学費で、ラノベの授業、刀鍛冶の体験もできて、文化祭はなんと「超会議」……! もし私が中学生だったら、間違いなく出願していました!

 記事には書いていませんが、奥平博一校長が「明治時代から学校は教育の最先端の場所だったが、インターネットが発達し、教師が脳内の知識だけを教えれば良い時代ではなくなった」と仰っていたのが印象に残っています。情報が氾濫する時代、教師の立場でも情報を収集し、編集したものを提供する必要があるのかもしれません。

 このことは他人事ではなく、記者も同じで、情報の取捨選択の難しさを痛感しています。情報を探す“ぐぐる能力”に加え、編集する“くくる能力”にどう磨きをかけるか、試行錯誤の毎日です。記事の内容ももちろんですが、タイトルにどの言葉を入れるか、逆に入れなくても良い言葉は何なのか……なかなか感覚がつかめません。高校生に戻れるならN高等学校に通って、文章を書く練習をして“くくる”の勉強をもっとできれば!

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