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» 2018年05月22日 08時00分 公開

新連載:アニメに潜むサイバー攻撃:アスナさんは“キリト君の心”をハックしている? 「劇場版ソードアート・オンライン」の危ないシーン (1/5)

「アスナさんは“キリト君の心”をハックしている?」――「劇場版ソードアート・オンライン」のワンシーンから、そう遠くない未来、起こるかもしれないサイバー攻撃を、内閣サイバーセキュリティセンターの文月涼さんが解説。

[文月涼,ITmedia]

新連載:アニメに潜むサイバー攻撃

サイバー攻撃は、時代に合わせ、攻撃の対象や手口が変化してきました。しかし近未来の世界、最新技術へのセキュリティ対策はイメージしにくい部分もあります。そこで、そう遠くない未来、現実化しそうなアニメのワンシーンをヒントに、セキュリティにもアニメにも詳しい内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の文月涼さん(上席サイバーセキュリティ分析官)が対策を解説します。第1回のテーマは「劇場版ソードアート・オンライン -オーディナルスケール-」です。

photo (c)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO MOVIE Project

 ある日の午後のことでした。

 小役人である私のところに、ITmedia NEWSの記者K君がやってきてこう言いました。

K君(以下K): いやぁ、文月さん。先日の記事、すごく評判がよかったんですよ。

小役人文月(以下F): アニメ映画のシーンからセキュリティを考察した記事?(関連記事:「サマーウォーズ」は現実に起こるか 内閣サイバーセキュリティセンターに聞く

K: そうです! やっぱり文月さん、話がお上手ですよね! 今は内閣サイバーセキュリティセンターに勤めていますけど、確か昔はライターだった?

F: やめてえぇぇぇ。それは黒歴史ですぅ……。今は退職後のために田んぼを耕す、しがない公務員で……。

K: 最近だとキューティハニーとか、ルパン三世とか、ガッチャマンとか、リバイバル作品が多いですよね。やっぱりベテラン作家のコンテンツは面白い!

F: (´・ω・`)ショボーン

K: というわけで、連載しませんか?

F: はいい!?

K: いつも言っているじゃないですか! 国民にサイバーセキュリティを普及・啓発するためなら、何だってするって。何でもするって言ったよな!

F: ええええええ!

K: 連載を通じて、読者の皆さんがサイバーセキュリティに興味を持ってくれたらOKでしょ! じゃあ、よろしくお願いします!

F: しかし許可がないと……参事官〜

参事官: ( ^ ^)b 頑張れ!

――という経緯で連載をすることになりましたよ。現場を離れて十数年のロートルですのに、むち打って書きますので、よろしくお願いします。ホントお手柔らかに……。

著者紹介:文月涼(ふづき・りょう)

大阪市立大学卒。日産自動車就職後フリーライター・カメラマンに。デジタルカメラに関する記事を執筆するが「あまりに辛辣な記事を書くため、さまざまな事情で引退」(本人談)。その後、内閣官房内閣広報室、内閣サイバーセキュリティセンターに勤務。「なお、所属の性格上外部への発言や執筆は全てOSINT(Open Source Intelligence)の対象になるため、本人のキャラクター像は意図的にかなり大変ものすごく脚色されています。あしからずご了承ください」

K: 文月さんは「日々サイバー攻撃をどう防ぐかを考えていると、どんなアニメを見てもサイバーセキュリティのネタを探してしまう」と仰っていましたよね。初回は、VR/AR技術が普及した2020年代の世界を描いた「劇場版ソードアート・オンライン -オーディナルスケール-」(以下SAO OS)でお願いします!

F: ありがたくも内閣サイバーセキュリティセンターが「サイバーセキュリティ月間」でコラボしたアニメじゃないですか!? 弓を引けと!? 確かにいろいろと気になる作品ではありました。

K: 例えば?

(編集部注)以下、ストーリーの核心に迫るネタバレを含みます。ご注意ください。

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