VAIO type HはVAIO type HXの後継となる省スペースタワーPCのラインアップ。家庭で使われるPCに求められる機能を見直し、「デザインで満足」させ「安心できるコストパフォーマンス」と「VAIOらしい新提案」を盛り込んだ新しい家庭用デスクトップPCとして企画された。
筐体のデザインは「部屋においても違和感のない心地よいスタイル」がコンセプト。最近のメーカー製PCで多くなったシルバー基調の機械的なイメージから清潔感のある美しいイメージを実現するため、白と黒のコントラストを際立たせた光沢のある筐体に、白く発光するVAIOのロゴを配置した。
「安心できるコストパフォーマンス」では、価格を従来のVAIO type HX同等に抑えながらも、高画質をはじめとしたAV関連機能を追加。従来のテレビ番組だけでなく、ビデオファイルの再生でも有効になった高画質ソフトウェアエンジン「Motion Reality LE」を導入し、一部のモデルでは通常の視聴/録画に使えるDo VAIO対応キャプチャーカードに加え、予約録画専用のキャプチャーカードを搭載。アナログ地上波の2チャネル同時録画か可能になった(視聴に使えるのは通常キャプチャーカードのみ)。
「VAIOらしい新提案」として採用されたのがFeliCa用カードリーダ/ライタを筐体内に組み込んだ「FeliCaポート」。筐体上部前面に設けられたFeliCaポートにカードをかざすだけで簡単に認識される。
ハードウェアスペックも上位モデル「VGC-H70WB7」「VGC-H70B7」でPentium 4 550Jを搭載(ほかはCeleron D 345J)、メモリもDDR-533を256Mバイト×2chを組み込むなど、ミドルレンジPCとしては高性能なパーツを採用した。
機種名 | VGC-H70WB7 | VGC-H70B7 | VGC-H50WB7 | VGC-H50B7 | VGC-H30B5 |
OS | Windows XP Home Edition (Service Pack 2対応) | ||||
CPU | Pentium 4 550J | Celeron D 345J | |||
チップセット | Intel 915GV | ||||
メモリ | DDR2-533/512Mバイト (最大1Gバイト) | DDR2-400/512Mバイト (最大1Gバイト) | DDR2-400/256Mバイト (最大1Gバイト) | ||
グラフィックスカード | チップセット内蔵 | ||||
ビデオメモリ | 最大128Mバイト(メインメモリ共有) | ||||
液晶ディスプレイ | 17インチVGP-D17SM1 | 15インチVGP-D15XM1 | |||
キャプチャ-カード | ハードウェアMPEG-2×2 | ハードウェアMPEG-2 | ハードウェアMPEG-2×2 | ハードウェアMPEG-2 | |
HDD | 300Gバイト | 250Gバイト | 300Gバイト | 250Gバイト | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||||
サイズ | 約180(幅)×333(高さ)×415(奥行き)ミリ(本体、スタンド込み) | ||||
重量 | 約8.9キロ(本体) | 約8.8キロ(本体) | 約8.9キロ(本体) | 約8.8キロ(本体) | |
実売想定価格 | 約25万円 | 約23万円 | 約21万円 | 約19万円 | 約17万円 |
発売予定日 | 5月28日 | 4月29日 | 5月28日 | 4月29日 | 4月29日 |
液晶一体型PC「VAIO type V」は20インチワイド液晶を搭載した上位モデル「VGC-V204RB」と17インチワイド液晶搭載の「VGC-V174RB」「VGC-V174B」の3モデルが登場。
従来、CPUがCeleron Dしかなかった17インチワイド液晶モデルだが、「VGC-V174RB」はPentium 4 3.20E GHzを搭載。そのほか「VGC-V204RB」「VGC-V174B」といった従来からPentium 4、Celeron Dを搭載してきたハイエンド、バリューモデルのそれぞれでも、CPUのクロックがアップしている。
HDD容量も20インチワイド液晶モデルで250Gバイトから300Gバイトへ、バリューモデルも160Gバイトから250Gバイトへ増量(ミドルレンジモデルのみ250Gバイトのまま)し、すべてのモデルでハードウェア高画質エンジン「Motion Reality」を実装した。
機種名 | VGC-V204RB | VGC-V174RB | VGC-V174B |
OS | Windows XP Home Edition (Service Pack 2対応) | ||
CPU | Pentium 4/3.40E GHz | Pentium 4/3.20E GHz | Celeron D 340 |
チップセット | Intel 865GV | ||
メモリ | PC3200/512Mバイト(最大1Gバイト) | PC2700/512Mバイト(最大1Gバイト) | |
グラフィックスカード | チップセット内蔵 | ||
ビデオメモリ | 最大96Mバイト(メインメモリ共有) | ||
液晶ディスプレイ | 20インチワイド(1280×768ドット) | 17インチワイド(1280×768ドット) | |
キャプチャ-カード | ハードウェアMPEG-2 | ||
HDD | 300Gバイト | 250Gバイト | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||
サイズ(本体直立時) | 約551(幅)×442(高さ)×288(奥行き)ミリ | 約484(幅)×398(高さ)×288(奥行)ミリ | |
重量(本体) | 約14.6キロ | 約13.0キロ | |
実売想定価格 | 約30万円 | 約23万円 | 約19万円 |
発売予定日 | 4月23日 |
デザインを重視した液晶一体型PC「VAIO type M」は、キャプチャーカードを搭載した上位モデル「VGC-M52」にHDD容量違いのミドルレンジ「VGC-M32」、同じくHDD容量違いのバリューモデル「VGC-M22」の3モデルが登場。
VGC-M52にはほかのモデルでも採用されたホワイトカラーのほかに、夏モデルで追加された「スカイブルー」モデルを用意。白と青のツートンカラーで構成される「スカイブルー」モデルはキーボード上面にあるワンタッチボタンもブルーにそろえるなど、細かい配色にもに配慮している。
そのほか、VAIO type Vと同じく、搭載するCPUのクロック(Celeron 2.7GHzから2.8GHzへ)がアップし、最上位モデルのHDD容量が200Gバイトから250Gバイトへ増量した。
機種名 | VGC-M52B/W、M52B/L | VGC-M32B/W | VGC-M22/W |
OS | Windows XP Home Edition (Service Pack 2対応) | ||
CPU | Celeron/2.80GHz | ||
チップセット | SiS661FX | ||
メモリ | PC3200/256Mバイト(最大1Gバイト) | ||
グラフィックスカード | チップセット内蔵 | ||
ビデオメモリ | 32Mバイト | ||
液晶ディスプレイ | 15.4インチワイド(1280×800ドット) | ||
キャプチャ-カード | ハードウェアMPEG-2 | ||
HDD | 250Gバイト | 200Gバイト | 160Gバイト |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+R 2層対応) | ||
サイズ(液晶直立・キーボード使用時) | 約482(幅)×301(高さ)×342(奥行)ミリ | ||
重量(本体) | 約9.0キロ | ||
実売想定価格 | 約17万円 | 約15万5000円 | 約13万円 |
発売予定日 | 4月23日 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.