補助電源ケーブル不要のマザー&グラボがデビュー 異常検知機能付き1300W電源も アキバで高まるPCパーツ「安全」の価値:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)

» 2026年06月15日 18時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

 先週(6月7日週)、SAPPHIRE Technologyから自社規格「PhantomLink」に対応したマザーボードとグラフィックスカードが登場した。

グラフィックスカードから補助電源ケーブルを省ける「PhantomLink」がデビュー

 マザーボードのラインアップは「NITRO+ X870EA PhantomLink」と「同Polar Edition」だ。いずれもAMD X870Eチップセットを搭載するATXモデルで、全体のカラーは前者がブラック&グレー、後者がホワイト&ブラックとなる。

 価格は6万8000円弱と7万円弱だ。いずれもグラフィックスカードスロットの脇に、電力供給用のPhantomLinkコネクターを備えている。

TSUKUMO eX.に並んだ「NITRO+ X870EA PhantomLink」と「同Polar Edition」 TSUKUMO eX.に並んだ「NITRO+ X870EA PhantomLink」と「同Polar Edition」
「NITRO+ X870EA PhantomLink」の製品画像 「NITRO+ X870EA PhantomLink」の製品画像
「NITRO+ X870EA PhantomLink Polar Edition」の製品画像 「NITRO+ X870EA PhantomLink Polar Edition」の製品画像

 グラフィックスカードはRadeon RX 9070 XTを搭載した2モデルで、こちらも色違いとなる。ブラック&グレーの「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」とホワイト基調の「同Polar Edition」で、価格は19万5000円前後と20万円前後だ。

 いずれも着脱式のPhantomLinkコネクターを備えており、対応するマザーボードから直接給電もできる仕様となっている。

同店のショーケースに並んだ「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」と「同Polar Edition」 同店のショーケースに並んだ「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」と「同Polar Edition」
「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」の製品画像 「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition」の製品画像
「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition Polar Edition」の製品画像 「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT OC PhantomLink Edition Polar Edition」の製品画像

 グラフィックスカードの補助電源までマザーボードから直接給電する仕組みは、ASUS JAPANの裏配線規格「BTF」があるが、PhantomLink対応のマザーボードは裏配線デザインにはなっていない。あくまで、グラフィックスカードに補助電源を供給する12V-2x6ケーブルのみを省く仕組みだ。

 この作りについて、パソコンSHOPアークは「見た目をスッキリさせる効果もありますが、発火などのトラブルを回避する目的が強いんじゃないかと思います。コネクターの接続が甘かったり、ケーブル自体の劣化などで危険な状態になったりすることもありますから」と推測する。

 ハイスペックな構成ほど安全面を重視する傾向は以前からあるが、最近はより重視する人が増えていると方々で耳にする。別のショップは「あらゆるパーツが高価になっていますし、供給も安定していません。発火などでマシンが死んでしまうと、金銭的な損失も大きいですし、同じ環境を構築するのに時間がかかるリスクも高まっているのは確かですから」と話していた。

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