先週(4月21日週)、ASUS JAPANが提唱している裏配線設計「Back to The Future」(BTF)に対応した製品を一斉に投入して話題を集めている。
BTF対応マザーボードのラインアップは4種類だ。Intel Z790チップセット搭載ATXモデルとしては、黒を基調とした「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」(11万円弱)と、ホワイトおよびシルバー基調のガードやヒートシンクを採用した「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」(4万7000円前後)がある(税込み、以下同様)。
Intel B760チップセット搭載モデルは共にmicroATXサイズで、DDR5メモリに対応する「TUF GAMING B760M-BTF WIFI」(3万3000円前後)と、DDR4対応の「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」(3万1000円前後)となる。
Intel Z790搭載の上位2モデルは、BTF専用の補助電源スロット「Graphics Card High-Power slot」を備えており、組み合わせによってはグラフィックスカードの補助電源ケーブルを省いたマシンが構築できるのも特徴だ。
売れ行きについては、販売開始直後から「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」や「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」が売れたというショップがあったものの、全体的には様子見感が強い様子だ。あるショップは「BTFにするとソケットやメモリの規格に加えて、ケースの縛りも強くなりますからね。完成品の魅力はあれど、数年後のパーツの強化や交換なども考えて動向を見守る空気が強いのは確かです」と話していた。
なお、BTF対応ケースとしては、同社からE-ATX対応の「TUF Gaming GT302 ARGB」が売り出されている。ホワイトとブラックがあり、価格はともに2万3000円強だ。
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