ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露COMPUTEX TAIPEI 2026(1/2 ページ)

» 2026年06月10日 15時00分 公開
[モリケンITmedia]

 MINISFORUM(ミニスフォーラム)といえば、日本でも知られるミニPCが得意な中国メーカーだ。COMPUTEX TAIPEI 2026ではブースを構え、新製品を含む多彩なラインアップを紹介していた。

 この記事では、ブースで特に気になった新製品を紹介する。

ミニワークステーションの次世代機「MS-03」

 厚さ約48mmと薄型でありながら、PCI Expressスロットと2基の10GbE対応SFP+ポートを備えていることから、一部のマニアの間で人気のあったミニワークステーション「MS-01」。ITmedia PC USERでも、過去にレビュー記事が載ったのでご存じの人も多いだろう。

 COMPUTEX TAIPEI 2026では、このMS-01の後継モデル「MS-03」が披露された。

 CPUは、最新の「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」(開発コード名:Panther Lake)にパワーアップし、展示機はその中でも上位の「Core Ultra 9 386H」(Pコア4基+LP Eコア4基+Eコア8基)を搭載していた。

 内部のM.2スロットは2基がPCI Express 5.0規格となり、無線通信もWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応にアップグレードされた。PCI Expressスロットや2基の10GbE対応SFP+ポートといったMS-01の特徴はそのまま受け継いでいるので、正統なパワーアップモデルと言ってよいだろう。

MS-03 MS-03の外観。パッと見ではMS-01と変わりないが、れっきとした後継機種だ
デモ機 デモ機はCore Ultra 9 386Hを搭載しており、合計16基のCPUコアが稼働していた
背面 背面のポート類の構成も大きく変わらないが、後述の仕様書きを見る限り、HDMI出力端子がFRL(Fixed Rate Link)対応になったことがポイントとなる
MS-03の仕様 MS-03の仕様

「AMD B650チップセット」搭載の拡張カード……!?

 MS-03のPCI Expressスロットには、OcuLinkポートとUSB Type-Cポートを備える拡張カードが差し込まれていた。「何だ、このカードは……?」と周囲を見回したところ、「PCIE TO 4」と書かれた“謎の”拡張カードがあった。

 このカードはロープロファイル仕様ながらもM.2 SSDを最大4基搭載可能で、先述の通りOcuLinkポートとUSB Type-Cポート(USB 3.2 Gen 2x2/USB 20Gbps仕様)も備えている。

 仕様表も展示されていたのだが、マジックで「AMD B650」と書かれていた。話をよくよく聞いてみると、このカードにはAMDの「B650チップセット」が搭載されているのだという。ファームウェアはまだ調整中とのことだったが、AMDプラットフォームだけでなく、Intelプラットフォームでも動作するとのことだ。

 ちょっと変わった拡張カードだが、2026年第三四半期に発売する予定となっている。

PCIE TO 4 MS-03に差し込まれたPCIE TO 4
PCIE TO 4 PCIE TO 4の展示
PCIE TO 4 PCIE TO 4の仕様
PCIE TO 4 M.2 SSDは複数のサイズに対応できる
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