Mebius TXシリーズは、リビング利用を重視して設計された「AVセンターPC」という、横置きのAVレコーダー風なデザインのPCと、PC入力を持った大型液晶テレビを組み合わせた意欲的なシャープのデスクトップPCラインアップだ。
2004年12月に発売されてから3代めに当たるPC-TX100Kは、チップセットをIntel 865GVからIntel 915GVに変更し、Pentium 4 630(動作クロック3GHz)を採用するなど、基本性能の向上に加え、BS/CS110度/地上デジタル放送受信機能をPC側にも搭載するなど、AV機能をこれまで以上に充実させている。
筐体上面には放熱用のスリットが各所に開けられている。そのため、ほかのAV機器を積み上げたり、スペースのないAVラックにぴったりと設置するのは避けたい。あるスリットからはHDDが見えるため、そのシーク音は漏れやすい。このあたり、筐体の設計では静音性能にそれほど配慮していないようにも見受けられるが、実際に大型テレビを視聴する室内の環境では、PCの騒音はそれほど気にはならなかった。
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