デンソーが開発した電気自動車と連携できるHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)が新たに補助金の対象に加わった。発表されていなかった価格も明らかになり、モニター本体と拡張ユニットの合計で約30万円である。3分の1まで補助金を受けることができる。
デンソーのHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)は電気自動車用の充電器のほかに、据え置き型の蓄電池や太陽光発電システムなどの蓄電・発電機器をまとめて管理できるのが特徴である。7インチのカラー液晶ディスプレイを搭載したモニターで、時間別・日別・月別の電力使用量や発電量をグラフで表示する(図1)。さらに機器ごとの電力使用量や発電・蓄電量をモニターで確認しながら遠隔操作することも可能である(図2)。
HEMSに接続できる太陽光発電システムはシャープ製、蓄電池はデンソー製、電気自動車用の充電器は豊田自動織機製に限られる。各種の機器との接続には別売の「拡張ECU」が必要になる(図3)。
HEMSモニターの価格は22万500円、拡張ECUは7万8750円(いずれも税込み)で、両方を合わせると約30万円になる。政府が運営するHEMSの補助金の対象機器として認定されたため、3分の1まで補助金を受けることができる。
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